角田裕毅はイモラでなぜ早めのピットインを行ったのか、本人が証言…ストラテジーは昨季から大きく前進?|WEDNESDAY F1 TIME
ベテラン、僚友リカルドの経験も戦略面でプラスに
また、チームのストラテジーについても今季は幹部や僚友含め、前年以上に綿密なミーティングをしていると明かした。 「去年まで戦略のミーティングは一つしかなかった。今季はエンジニアとミーティングしますし、さらに追加でチームプリンシパル(ローラン・メキエス代表)やエンジニア含め、またミーティングをする」 「戦略に対しては(ダニエル)リカルドの経験の話も聞きながら、みんなでシェアして“こういう状況になった時にどうしたらいいか”っていうのは念入りに話すようになりました」
前レースの第6戦マイアミGPでは、早々にピットインしたヒュルケンベルグと「真逆のことを」という狙いで、第1スティントから引っ張る展開となった。28/57周目にローガン・サージェントとケビン・マグヌッセンが接触し、セーフティーカー導入となると展開が一気に好転。角田はSC中のピットインにより、大幅ジャンプアップを果たしてP7フィニッシュを手繰り寄せた。 イモラではマイアミと逆の展開になり、角田が先にピットインする流れとなった。だが今回はセーフティーカー導入のような波乱は起こらず、角田は10位での入賞を果たしている。 レース状況に応じて柔軟な戦略をチョイスし、しっかり結果に結びつけているという点も含め、ストラテジーのレベルは前年までのアルファタウリ時代よりVCARBは大きく前進しているようだ。
【関連記事】
- ●フェルスタッペンがエミリア・ロマーニャGPで今季5勝目!追い上げ届かず0.7秒差2位ノリス…角田裕毅は今回も5強に食い込む10位入賞|F1
- ●角田裕毅「一番ムカついたのは…」イモラで粘りの10位入賞も、自身への逆風&ライバルへの追い風に恨み節|WEDNESDAY F1 TIME
- ●角田裕毅が『F1』公式の第7戦パワーランキングで4番手評価!「イモラでスターの一人だった」FP&予選での速さにも注目…総合では6位浮上|F1
- ●お膝元イモラで10位入賞の角田裕毅、対ハースのアンダーカット成功は「レースの正念場だった」チームに感謝…一方で「スタートは反省点」|F1
- ●2024 F1日程・カレンダー・スケジュール|F1