『Zガンダム』最強モビルスーツはどれだ!? 筆頭候補の「Z」「マラサイ」「百式」を振り返る
数々の名機が名を連ねる『機動戦士Zガンダム』
これまでに数多くの作品が公開されてきた「ガンダム」シリーズでも、ひときわ高い人気を誇るのが1985年に放送開始となったテレビアニメ『機動戦士Zガンダム』です。本作には多種多様なモビルスーツが登場し、激戦を繰り広げました。そうしたなかから、さまざまな「ものさし」に基づいた、「最強」と呼ぶにふさわしい3体のモビルスーツを見ていきます。 【画像】え…っ?「中の人もヤバくね」 こちらが忘れちゃ困る『Z』MS最強候補です!
●単機最強!? 「Zガンダム」 本作の主人公で、エゥーゴのパイロットである「カミーユ・ビダン」が搭乗したのが「Zガンダム」です。この機体はエゥーゴと、本作中に登場する企業アナハイム・エレクトロニクスによる共同開発プロジェクト「Z計画」の一環として設計されました。 その最大の特徴は巡航形態「ウェイブライダー」への変形能力を有することです。この変形能力によりZガンダムはハイスピードでの移動が可能で、単機で大気圏突入することもできます。 もともと高い性能を誇るZガンダムは「バイオセンサー」を搭載しており、これがカミーユの感情に呼応することでさらなる強さを発揮します。機体周辺に発生した紫色のオーラはビームを捻じ曲げ、手に持つビームサーベルからは高出力の刃を展開して敵を切り裂きます。その性能は開発時のスペックを遥かに凌駕するもので、作中最強と呼ぶにふさわしい戦果を挙げました。
●量産機最強!? 「マラサイ」 Zガンダムのような特別仕様の「ワンオフ機」よりも、「強い量産機こそ最強」という考え方があります。その観点から候補に挙がるのが「マラサイ」でしょう。地球連邦軍の特殊部隊ティターンズのパイロットたちが搭乗しました。 この機体は、装甲には「ガンダリウムγ」と呼ばれる合金が使用され、高い耐久性を誇ります。加えてバックパックには高出力バーニアが内蔵されているため機動性も高く、専用の追加装備であるバリュートパックを使用することで大気圏突入さえも可能とします。 そのように高性能なのに「量産機」であるのがマラサイのすごいところです。その癖のない操縦特性とオーソドックスな装備はどんなパイロットでも扱いやすいもので、パーツには汎用品を多く使っており、修理、整備の観点から見ても優秀です。 こうした利点を最大限に活かし、マラサイで組まれた編隊は敵対組織であるエゥーゴを度々、苦しめます。まさに「Z」時代における「最強の量産機」と呼ぶにふさわしい機体でしょう。