【高校サッカー選手権】目白研心が保善に3-1で逆転勝ち!DF関が後半開始に途中出場ながら1G・1Aの活躍
10月12日、令和6年度 第103回全国高等学校サッカー選手権大会 東京都2次予選が都内各会場で行われた。Aブロックでは目白研心と保善が対戦し、目白研心が3-1で勝ち、ベスト16に駒を進めた。 【フォトギャラリー】目白研心 vs 保善 均衡が破れたのは前半25分。保善はCKのチャンスからFW10大野泰朗(3年)が頭で押しこんで先制。しかし2分後、目白研心はFW11大谷莉久(3年)の得点で同点に追いつく。 さらに目白研心は後半4分、左サイドを突破したDF7関海翔(3年)のパスを受けたFW9池沢叶羽(3年)がゴール中央から押し込み、2点目。さらに後半21分にはセットプレーからDF関が頭で合わせて、3点目をあげ、保善を引き離し、勝利を手中に収めた。 後半開始からの起用ながら1ゴール・1アシストの活躍をしたDF関は「前半、左サイドに入った10番のMF増田匠桜(3年)が相手を疲れさせていました。後半、僕が左サイドに入って、スピードを活かし、相手を抜くことができました。(チーム2点目は)縦に突破してFW池沢やFW大谷に合わせる練習をしていたので、そのイメージをもってプレーできました」と胸を張った。 逆転勝利の目白研心。失点後、すぐ同点に追いついたのは大きかった。 「たとえ1点ビハインドになっても自分たちはできるという自信がチームにはあります」と目白研心の安井健吾監督。 「前半、もう少し決めきりたいシーンはありましたが、主導権を握った形で後半に入れました。後半、もう少しスマートにやりたかったですが、多少、ガチャガチャしても自分たちのところにボールが転がってきました。チームには『走ったもの勝ち』というコンセプトがありますが、その点では選手たちは最後までよく走ってくれました」と称えた。 試合内容は点差ほど開いてはなく、互いの良さを引き出しあったオープンな展開。 目白研心同様、保善はカウンターやセットプレーからチャンスを作った。「相手は身体能力が高く、コーナーキックでは毎回、緊張していました」とDF5佐藤福丸(3年)だが、時にGK1穴見彰悟(3年)のナイスセーブに助けられながら、保善を1点で抑えた。 目白研心としては、失点直後に同点に追いつけたこと、後半早々に追加点をあげたことなど、ここぞの場面で確実に得点できたことが、勝利につながったといえる。 (文・写真=佐藤亮太)