米議会でカーター元大統領の追悼式典 ひつぎを議事堂に安置、ハリス氏らが功績たたえる
【ワシントン=坂本一之】米連邦議会で7日、2024年12月29日に100歳で死去したカーター元大統領の追悼式典が執り行われ、ひつぎが議事堂に安置された。 カーター氏が所属していた民主党のハリス副大統領は弔辞で、エネルギー省や教育省、災害対応を担う連邦緊急事態管理局(FEMA)の設立などに尽力したカーター氏の功績をたたえ、「彼の生涯が教訓となり、未来への道しるべとなりますように」と語った。共和党のジョンソン下院議長も弔辞を述べた。 海軍出身のカーター氏のひつぎは7日、地元の南部ジョージア州から首都ワシントンに到着。ワシントン中心部にある海軍記念碑に寄り、議会議事堂に運ばれた。追悼式典は議事堂中央部にある円形の大広間(ロタンダ)で執り行われ、ひつぎが安置された。 9日にはワシントン大聖堂でバイデン大統領(民主党)やトランプ次期大統領(共和党)らが参列して国葬が営まれる。日本からは菅義偉元首相が特使として参列するため日本時間8日、羽田空港を出発した。