MORIZO Challange Cup本番前の合同トレーニングは実りがいっぱい!【梅本まどかのラリー日記002】
コ・ドライバーへ挑戦し続けている元SKE48の梅本まどかさんが、今年参戦している“MORIZO Challange Cup”。全日本ラリー選手権の新カテゴリーとして誕生、未来のWRCドライバーを発掘するための育成チャレンジだ。今回は、2024年3月1日~3日、全日本ラリー選手権 第1戦「RALLY三河湾2024 supported by AICELLO」(愛知県蒲郡市)の前に行われたミーティングと富士スピードウェイでの合同トレーニングを紹介してくれた。 REPORT:梅本まどか(UMEMOTO Madoka)
まずはオンラインミーティングで参加者みんなの顔合わせ
全日本ラリー選手権2024から新設された、新しいカテゴリー「MORIZO Challange Cup」(モリゾウチャレンジカップ)に参戦する事が決まり、全日本ラリー開幕戦1ヵ月前、エントリーしている選手や監督が参加するオンラインミーティングが行われました。 東京オートサロン2024で既にチーム体制など発表している選手もいましたが、開幕戦に出る予定の顔ぶれが揃ったのはこの時が初めて! 若手育成・発掘を目的としているこのMORIZO Challange Cupですが、オンラインミーティングや合同トレーニングがあるとは知らず、最初は驚きました。 ミーティングには全8チームが集まり、講師としてフィンランドのTGR-WRT(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)のヨウニ・アンプヤさんとマルコ・サルミネンさんを始め、トレーナーさんなども加わり、ラリーをやるために必要なことなどいろいろと教えて下さったのです。 最初は呼吸法や身体の作り方をトレーナーさんから教わり、その後はペースノートでよく使われる用語の講習というカリキュラム。 オンラインミーティングと聞いていたので、こうした講習をして頂けると思わず、ホントにびっくりしたのですが、とても貴重な時間でした。 このミーティングにはTK motorsportの監督でもあり、WRCで戦う唯一の日本人ドライバー、勝田貴元選手も参加されており、ヨウニさんやマルコさんの英語の和訳をしながら、ご自身もやっていることや使っている用語も付け加えて教えて下さったのです。 凄く熱く、丁寧に教えて下さる貴元選手の姿に刺激を受けたドライバーは多いと思います。 ノートの意味や、どうしてその言葉にしているかなど、貴元選手から直接聞ける機会ってなかなかないので、何を大切にノートを作っているのかがわかり、とても勉強になりました。