インテリアと機能を両立、暮らしに寄り添うレコルトのトースター
〈トースター〉 récolte Slide Rack Toaster(レコルト スライドラックトースター)
北欧のビンテージ家具を想起させる脚付きのデザインが近ごろ目を引く。レコルトから発売されたばかりの「スライドラックトースター」もまた然り。昭和30年代のテレビを想起させるような脚付きで、懐かしくもあり、ハッとさせられる新しさもある。まるで家具のようなトースターなのだ。 【写真】インテリア性だけでなく使い勝手にも配慮された、レコルトの「スライドラックトースター」。 聞けば、このアイデアが生まれた理由の一つは「目線」にあるという。オーブントースターをキッチンカウンターや棚に置いたとき、操作部や扉がどうしても低い位置に来るため、焼き具合などを確認するのに腰をかがめがちだ。だが、高さのあるこちらの製品は、スマートに目線を合わせられる。しかも、持ち手を握って引き出せる同社オリジナルの「スライドラック」を採用しているので、熱々の料理やトーストをテーブルでサーブすることができる。インテリア性だけでなく、使い勝手にも配慮した一台というわけだ。 上下4本の遠赤外線ヒーターの熱を、庫内に施したディンプル加工で反射拡散させ、ムラなく効率よく循環。マイコン制御による6つのモードを備え、ボタン一つでトーストはもちろん、クロワッサンや総菜パンのリベイクも見事に仕上げるなど、機能面においても満足度の高い実力派だ。 いずれも冷凍モードを備えるほか、予熱なしで使える180℃、220℃のオーブンモードもあり、お菓子づくりから冷凍ピザの解凍まで日々の暮らしのシーンに軽快に寄り添ってくれる。 オプションのブレッドケースにも注目したい。普段は本体足元にすっきり収まり、調理の前後にはスライドラックを置く場所としても重宝する。フタを返せばカッティングボードにも。本体カラーと合わせ、セットでそろえたくなること請け合いだ。
神原サリー
新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。
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※この記事はPen 2024年6月号より再編集した記事です。
イラスト:信濃八太郎 編集:一ノ瀬 伸