誰も言及していない「ディズニーグッズで『ダッフィー』がブッチギリで人気な理由」も明らかに!? 人にイラっとした時こそチャンス! 西野亮廣流「潜在ニーズ」と「ビジネスチャンス」の見つけ方
お客さんの悩みのリサーチから始める『課題解決型ビジネス』は競合だらけ。であれば「潜在ニーズ」を探ってビジネスを考えたい! しかし、皆が「気づいていない」「隠している」ニーズは見つけにくい…。さて、どうやって見つける!?
23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。芸人でありながら、エンタメだけでなく、次々と事業を手掛ける西野さんを見て、そのコツを知りたい、真似したいと思う人は多いはず。しかし、学校では「仕事の作り方」なんて教えてくれない…。今回は、まさに“西野さんの授業”! 他では教えてもらえない本質を刺す話を、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。 【動画】西野さんの最新作、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』 今日は【潜在ニーズの探し方】です。
学校で習わない「仕事の作り方」
今日のお話は少し長くなるので前半部分(説明部分)を本記事で、後半部分(具体的な施策)をVoicyのプレミアム放送とオンラインサロンの記事でお話しさせてください。 「プレミアム放送とか、オンラインサロンとか興味ないんだけど」という方もいらっしゃると思いますが、前半だけでもキチンと読み応えのある内容にするので、ご安心ください。 2023年に出させていただいた『夢と金』という本の冒頭で「お金が尽きると夢が尽きる」と書かせていただいたのですが、僕らのチームは今日も明日も明後日もエンタメを続ける為に、「夢」を追い続ける為に、「お金」の問題とも真剣に向き合っています。 なので、映画やミュージカルを作っている裏で、手堅い事業をしたり、時には新しい事業を立ち上げたりしています。 その流れで、先日もCHIMNEY TOWNの後輩スタッフに「Apple Vision Proを使った事業を考えといて」という宿題を出したのですが…そういえば「仕事の作り方」って学校で習わないので、「どこから作ればいいか分からない」という人がほとんど。 この状態で「事業を考えておいて」と言われても、流石に後輩も困ると思うし、これに関しては皆さんも知っておいた方がいいと思うので、「仕事の作り方」について簡単にご説明させていただきます。
「潜在ニーズ」や「インサイト」は探すのが極めて難しい
仕事には、いくつかの「型」があります。 一番ベタなのが『課題解決型(ソリューション営業)』で、これは、お腹が空いている人に「おむすび」を販売したり、痩せたい人に「ダイエット食品」を販売したり、「ジム」をオススメしたり…「お客さんが抱えている課題を解決する仕事(商品)」のことです。 これに関しては、お客さんの困りごとをリサーチするところから始めるわけですが、課題解決型ビジネスの問題は、もうほとんどの課題は解決されている(解決策を提案している競合だらけ)といったところです。 「髪の毛が薄くて悩んでいる人を助ける商品を作ろう!」と声を上げたところで、そんな商品はもうすでに世の中にゴマンとあるんですね。 その中には「業界の巨人」もいる。 なので、「課題解決型ビジネスを真正面から攻めるのはなかなか厳しい」というのが現状です。 「課題がある程度解決されちゃってんじゃん」 「課題の解決策が山ほど出ちゃってんじゃん」 となっているわけですが、嘆いたところで仕方ありません。 こうなると次に考えるべきは、「お客さんが抱えている課題」の更に奥にある「潜在ニーズ」や「インサイト」です。 「潜在ニーズ」「インサイト」というのは、「お客さん自身が気づいていない、お客さんが抱えている課題」のことです。 たとえば、『マクドナルド』や『ペヤング』って、表向きは「腹が減った。うまいものを食べたい!」というお客さんの課題を解決しているような雰囲気を出していますが、もちろんそれもあると思うのですが、それとは別で「カロリーとか気にせず、ジャンクなものをっ!」「今日ばっかりは背徳感を思う存分味わいたい!」という潜在ニーズに訴求しています。 「言われてみれば、たしかに!」なんですが、「潜在ニーズ」や「インサイト」というのは探すのが極めて難しいんです。 お客さん自身が気づいていない場合がほとんどだし、気づいていたとしても、それを他人に説明することに恥ずかしさや戸惑いがあるからです。 なので、アンケート調査などで炙り出すことができない。