ポルシェ5号車がポールポジション獲得。トヨタ7号車は2番手を確保|WEC開幕戦カタール予選
2024年のWEC(世界耐久選手権)開幕戦カタール1812kmレースの予選が行なわれた。マット・キャンベルがドライブした5号車ポルシェ963が、ハイパーカークラスのポールポジションを獲得することになった。 【リザルト】WEC開幕戦カタール予選結果 10台で争われたハイパーポールセッション。キャンベルは1分39秒347を記録し、ニック・デ・フリーズがドライブした7号車トヨタを抑えた。デ・フリーズのタイムは1分39秒511だった。 トヨタ勢はBoPにより苦しい戦いを強いられていたが、なんとか予選最前列を確保することができた。 「誰もが僕らのパフォーマンスには少し驚いていると思う。特に今週はプロローグ、公式練習と苦戦を強いられていただけに、開幕戦で最前列グリッドを獲得できたことは本当に嬉しい」 デ・フリーズは予選後にそうコメントした。 「チーム全員が懸命な努力で改善を進めてくれたので、後は決勝でそれを活かすだけだ。10時間と長いレースなので、クリーンなレースを心掛けていく必要があるが、まず最前列からスタートが切れるというのは良いことだ」 12号車のJotaポルシェを駆ったカラム・アイロットが3番手。50号車フェラーリ499Pが、アントニオ・フオコのドライブで4番手となった。 8号車トヨタは、予選でブレンドン・ハートレーのアタックが不発に終わり11番手。ハイパーポールセッション進出とはならなかった。10番手との差は僅か0.017秒だった。 また今季からハイパーカークラスに参戦するアルピーヌ、BMW、ランボルギーニ、イソッタ・フラスキーニも、ハイパーポールセッションに進出できなかった。
motorsport.com日本版
【関連記事】
- ■WEC開幕を前にかつてない苦戦を強いられるトヨタ。性能調整で重いマシンがタイヤのグレイニングを誘発か……小林可夢偉代表「マネジメントできない」
- ■日本と世界を繋ぐ、トヨタの“ドライバーズファースト”な取り組み。その輪が広がってほしい!:英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
- ■宮田莉朋、スタート失敗も奮闘。9位で惜しくもデビュー戦入賞逃す。マローニが優勝|FIA F2開幕戦バーレーン・スプリントレース
- ■予選トップ9が0.5秒差の大接戦! なおもレッドブルのフェルスタッペンが制す。角田裕毅11番手|F1バーレーンGP
- ■F1分析|開幕戦バーレーンGP FP2ロングランを検証。レッドブルのロングランベースはやはり驚異的……2番手集団は大混戦か?