AirJapan、8-10月の航空券発売
新ブランド「AirJapan」を運航するANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のエアージャパン(AJX/NQ)は12月19日、夏ダイヤ期間のうち未発売だった2025年8月1日から10月25日までの航空券を発売した。 【写真】AirJapanのシートと客室乗務員の制服 AirJapan便の路線は成田-バンコク(スワンナプーム)、シンガポール、ソウル(仁川)の3路線。片道の最安運賃はバンコク線が1万7600円、シンガポール線が1万8100円、ソウル線が8000円となる。 機材はボーイング787-8型機で、座席数は1クラス324席。現在AirJapan仕様の787は2機で、期間中は整備作業のため8月を中心に一部の日が運休になる。 AirJapan便のバンコク線やシンガポール線は、乗客の約8割が現地発のインバウンド(訪日客)。エアージャパン社によると、バンコクやシンガポールからの訪日需要は7月から8月にかけて落ち込むため、この時期に機材整備を実施することにしたという。一方、日本発の海外旅行はこの時期が繁忙期になるため、同社では日本人向けの旅行需要の喚起策も展開していきたいとしている。 AirJapan便は、FSC(フルサービス航空会社)の全日本空輸(ANA/NH)、LCC(低コスト航空会社)のピーチ・アビエーション(APJ/MM)に続くANAグループ第3のブランド。ANA便のリゾート路線などを手掛けるエアージャパン社の自社ブランドで、主にインバウンドをターゲットに、今年2月から運航を始めた。
Tadayuki YOSHIKAWA