ロス五輪銅メダリストが審査 今季から新たに加えられた話題のシンクロパートに注目【Dリーグ】
■ラウンド3 バトルズ 3-3 エイトロックス(20日、東京ガーデンシアター) 開幕から3ラウンド目を迎えた世界最高のプロダンスリーグDリーグ。早くもファンの間で話題となっているのが今シーズンから新たに審査項目の1つとして加えられたシンクロパフォーマンスだ。観戦したファンは「ジャンルによって合わせにくい振りもあるので凄いなと見ていて思う」と興奮する。 【シンクロパフォーマンスのルール】 ・8人全員の動き(振り、リズム、シルエットなど全ての動き)がピタッと揃うことをシンクロとして評価する。 ・ジャッジの評価ではどれだけピタッと揃ってシンクロしていたかが最も重視され最優先される。 ・シンクロ度合いが拮抗している場合はダンスとしての難易度や表現力の評価が加味される。 ・シンクロパフォーマンスとして成立しているかはマッチコミッショナーが判断する。 審査をするのはダンサーではなく日本代表を経験したアーティスティックスイミングの選手たち。その審査員の中にはロサンゼルスオリンピック™銅メダリスト本間三和子さん(63)の姿も。本間さんは「水と陸で見え方が全然違うがタイミングを合わせることは全く同じ」と共通点を指摘。「(競技は違うが)見させていただいています」と語った。 そのシンクロパートにこだわりを持つのがディップバトルズ。チームを率いるディレクターのケンセイ(23)は「シンクロはシンプルに揃っているか否かを判定するものなのでシンクロを落とすと勝ちが遠のく。不確定要素が多い試合になってしまう。シンクロは絶対に取るように心掛けている」と熱く語る。 バトルズの演技は速めのテンポに合わせた流れるような素早い足さばきが特徴で、得意のハウスダンスを見せると注目のシンクロパートに突入。一転してしなやかでスローな振り付けを見せる。 対するは超人的アクロバット集団、コーセーエイトロックス。こちらのシンクロパートは対照的にブレイキン集団らしく激しいダンスだ。