「佐々木莉佳子さんのように太陽になりたい」アンジュルム仲よし同期「三色団子」3人の決意【川名凜×為永幸音×松本わかな】
―では、今回の新曲の推しポイントを教えてください! 凜 今回の3曲を全体で見たとき、アンジュルムのいろんな面が見られるなと思っていて。『美々たる一撃』『うわさのナルシー』はメンバーひとりひとりの声をしっかり聴けて、さらに『美々たる一撃』は力強く、『うわさのナルシー』はもっと大人っぽい感じで、それぞれまったく違う歌い方のギャップがある。 幸音 『うわさのナルシー』はこれまでのアンジュルムにはなかった曲調だよね、韓国とか洋楽っぽいような、お洒落なメロディー。ダンスも普段のバキバキ踊る感じはほぼなくて、手の運び方や力の入れ方も違う。いつもの癖を抑えて踊る感じで、新たなアンジュルムの魅力をお届けできる曲になっているんじゃないかな、と思います。ダンスも振り入れはすんなり入ってきたんですが、覚えてからが難しくて…。手の角度をみんなで合わせて仕上げていったり、細かいところまでこだわったので、ぜひ見てほしいです。 わかな ダンスの先生に「曲は雰囲気がある柔らかいニュアンスだけど、ダンスはバキッとした空気感を大事にして踊ってほしい」と何度も言われたのもあって、なかなか大変だったよね。 ―「この曲のMVで、ぜひこの子を見て!」と思う部分を教えてください! わかな やっぱり『美々たる一撃』がみんなのアピールポイントがてんこ盛りだなと思っています。ダンスがアンジュルムみんなの勢いや雰囲気を感じられて、特に間奏がめちゃくちゃ激しくて…。最初に先生が踊っているのを見て「これ、本当に私たちが踊るの?」というくらいで。真ん中で佐々木さんが私たちを引っ張るように踊るのも、これが最後なんだなと思うと胸が熱くなりますし、この一体感を感じてほしいなと思います。 幸音 「これ人間ができる動きなの?」というものがあるよね。今までは激しい曲でも、ライブで履く厚底の靴でも全然踊れる、という感じだったけど、今回は「みんな、衣装のこの靴でこの振り付け踊れる?」とチェックするポイントがいくつかあって。いちばん最後、ちょっと反ってそのまま座る姿勢は本当に難しかった…。MVの撮影中に踊りすぎて、ダンスの激しさで靴がやられちゃって、靴底がはがれたまま踊ってました。もう、滑りやすくなるし、タップダンスみたいなすごい音が響いて「そんなことある?」くらいの。 わかな ずっと靴底がカツカツ鳴ってるから、その音でしおんぬがどこで踊ってたかわかったくらい(笑)。あ、今右後ろにいるな、と思ってたよ。 ―では、6月19日の横浜アリーナ公演への意気込みを教えてください! 凜 1年前に竹内朱莉さんの卒業公演で初めて横浜アリーナに立たせていただいて、そのときは「どんな景色なんだろう」とワクワクして、すごく楽しかったけれど…でも実は、終わってから「もっとこうできたな」「この場所で見ている人にも目線を送りたかったな」と後悔した部分もあって。その反省を活かしたパフォーマンスにしていきたいです。 わかな わかる…去年初めての横浜アリーナ公演を終えた後、何度か客席からステージを観る経験をして。そうすると、あれだけ広い会場だと端っこの人は音が多少遅れて聴こえたり、ビジョンの映像も遠い。でも、どこの席の人も、会場みんなを巻き込んで楽しめるライブにしたい! 凜 去年は一緒にステージには立たなかったもいもい(※下井谷幸穂さん)とはなな(※後藤花さん)が入ってきて、未来のアンジュルムの形がより見える公演になると思うので、もっとゴーッと上がって「アンジュルムすごい!」と思ってるもらえるように頑張りたいです。 幸音 そう、去年は「初めての横浜アリーナ楽しみだね」「次に繋げたい、また横浜アリーナに立ちたい!」という感覚だったけど、今回は2回目。横浜アリーナに立てることをありがたく思いつつ、「前回を超える! この公演を絶対に成功させて、安定させたい!」という気持ちでいっぱいです。もっと自分たちが成長できるような公演にできたらいいな…。佐々木さんの卒業公演だから、きっと幸せだけど泣いちゃう、という場面がたくさんあると思います。それをメンバーの中だけに留めず、横浜アリーナに来てくださる皆さんに伝わればいいな…。 ―最後に…佐々木さんって、アンジュルムにとってどんな存在ですか? 凜 絶対みんな言ってると思うけど、太陽。 幸音 それがいちばんしっくりくる。佐々木さんが楽屋にいるだけで照らされる感じがあるよね。佐々木さんがみんなに面白い話をしてくれる瞬間もすごく幸せだし、パフォーマンス中や、今日のような撮影でカメラに映る佐々木さんを観ると、やっぱりすごくオーラがある。その手が届かない眩しさも、太陽っぽいなと思います。 わかな 本当に太陽って言葉がぴったり。人柄もぽかぽかあたたかくて、誰かが元気がなかったり、体調が悪かったりすると、誰よりもその変化に気付くのが早い。気付いてから寄り添ってあげたり、話を聞いてあげたりするのを見てきたり、私自身も励ましてもらったり…。ステージ上で本当に眩しくて光り輝いて、オーラと迫力と存在感がある。 凜 そう。佐々木さんって、本当にちょっとの変化に気付いて、かわいいとかいろいろ褒めてくださったり、励ましてくださったりする。その部分に救われてきたので、私も他の人の変化に気付いて、たくさん伝えられるような人になりたい。誰かに気付いて言ってもらえるだけで気持ちが変わることってたくさんあるから、そういうきっかけの言葉を伝えられるようになっていきたいな。 幸音 佐々木さんが本当に太陽で、明るさや面白さを担っているイメージがあって、ワードセンスがすごい。 わかな そう! ファンの皆さんが見ると、どっちかっていうとボケというか、面白いことをしているイメージが強いかもしれないけど、意外と結構みんなに突っ込むツッコミ役。私も佐々木さんのようにできたらいいな。 幸音 しかもわかにゃは関西に住んでたことがあるから、関西弁で「なんでやねん!」「それ●●やろ!」って言ってくれるから、突っ込まれると嬉しいかな♡私はワードセンスはないけど、無茶振りとかは大丈夫なので、その元気な感じは担っていけたらいいな…。佐々木さんの元気さとは違うけど、私は常に体調良好で元気なので(笑)、また違った意味で、私も太陽みたいな存在になりたいです!
明日以降もまだまだロングインタビューを掲載していきます。お楽しみに♡ 撮影/神戸健太郎 スタイリスト/奥富思誉里 ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) ・久保フユミ・ 甲斐美穂・後藤若菜(ROI) 撮影協力/渡辺奈穂 取材/大下杏子 構成/後藤香織