ロマチェンコ約3年7カ月ぶり世界王座返り咲きなるか カンボソスと3分20秒にらみ合い火花
36歳となるプロボクシング元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が約3年7カ月ぶりの世界王座返り咲きを狙う。12日、オーストラリア・パースのRACアリーナ(収容1万5000人)で元3団体統一同級王者ジョージ・カンボソスJr.(30=オーストラリア)とのIBF世界同級王座決定戦に臨む。11日には同地で前日計量に臨み、リミット(61・2キロ)よりも100グラム少ない61・1キロでクリア。対するカンボソスJr.は400グラム少ない60・8キロでパスした。計量後のフェースオフでは異例の長さとなる3分21秒間のにらみ合いで火花を散らした。 【写真】カンボソスとにらみ合うロマチェンコ 「ハイテク(精密機械)」と呼ばれるロマチェンコにとっては昨年5月、当時の4団体統一同級王者デビン・ヘイニー(25=米国)に判定負けして以来の再起戦となる。20年10月、テオフィモ・ロペス(米国)に敗れて王座陥落して以来となる世界王座返り咲きのチャンスだ。ロマチェンコは「グレートな気持ちだ。明日は歴史的な試合になるよ」と気合十分だった。