自民党、参院選公約を発表(全文2完)改憲リミットは確定していない
この公約にどのようなストーリーを持たせようとしたのか
読売新聞:読売新聞の【フチガミ 00:36:22】です。政調会長の従来からの公約作成に当たってストーリーが必要だということを強調されていました。公約の中にサブタイトルと申し上げていいのか分からないんですが、伝統とチャレンジというのが掲げられています。冒頭、会長も少し触れられたかと思うんですけども、あらためてこの公約にどういうストーリーを持たせようとしたのか、総括的にお伺いできますでしょうか。 岸田:はい。なかなかストーリーっていうのは作るのは簡単ではありませんが、少なくともわれわれの公約に、この中に通っている柱、筋、こういったものについてはしっかり説明をしなければいけない。こんなふうに思ってきました。そして基本的にはこの令和、新しい時代の日本の姿を、この選挙を通じて選び取っていただく、国民の皆さんにしっかり訴えていく、選んでいただく、こういったことを考えていきたいと思っています。 そしてご指摘の伝統とチャレンジという部分ですが、わが党は保守政党であり、従来から先人のさまざまな努力、積み重ね、これをしっかりと大事にしながら政策を進めてきた、こういった歴史・伝統があります。それに加えてこういった伝統の中にしっかりと盛り込まれたその中心的な心、思い、こういったものを大事にするためにこそ、その時代時代において絶えず新しい課題に挑戦し続けなければいけない。こういったことで今日まで多くの国民の皆さんに支持を得てきた、こういった歴史があると思います。 ですから令和の時代、新しいこの時代の日本の姿を選び取っていただく、こういった選挙に臨むに当たりまして、今、申し上げました先人の多くの努力をしっかり大切にしながらも、その中に込められた経済の活力ですとか、社会の安定ですとか、大切なこの心をしっかりと守っていくためにこそ新たな法律、新たな政策、新たな課題に次々と挑戦し続けていかなければいけない。こういった思いをこの伝統とチャレンジという言葉に盛り込ませていただきました。 ぜひ新しい時代にあっても、今日までわれわれ自民党が大事にしてきたこの政治に対する姿勢、これをしっかりと大切にしながら、この新しい時代を切り開いていきたい、このように考えています。以上です。 司会:はい、ありがとうございました。それではお時間ですのでこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】自民党、参院選公約を発表