ブラックロックの「iシェアーズETF」シリーズにインド株「Nifty50」に連動するETFを追加
ブラックロック・ジャパンが設定・運用する「iシェアーズ Nifty50 インド株ETF」が6月12日に東京証券取引所に上場した。インドを代表する株価指数である「Nifty50」に連動する投資成果をめざすETF(上場投資信託)だ。同社が管理・運用する「iシェアーズ」ETFで東証に上場するのは38本目になる。同社ウェルス・リタイアメント・ソリューション部のヴァイスプレジデントである渡邉啓輔氏(写真)に、「iシェアーズ Nifty50 インド株ETF」活用のヒントを聞いた。 ――「iシェアーズ Nifty50 インド株ETF」(銘柄コード:201A)を新規にラインナップした狙いは?
iシェアーズETFは、投資家の皆様の中長期の資産形成に資するETFを拡充しています。米国株式のみならず、欧州、日本などの株式、また、先進国株、新興国株などより幅広い国々の株式に投資する手段を提供しています。また、株式ETFには、日本株の「高配当」「最小分散」、米国株の「高配当」「連続増配」もあります。さらに、日本国債や米国債、欧州国債など債券に投資するETFもあります。このように、特徴のあるETFを部品のように使っていただくことにより、投資家の皆様がご自身の投資スタンスに応じて独自のポートフォリオを作って運用していただくことが可能になっています。
今回、「インド株」をラインナップに加えることで、東証上場シリーズは合計38本のラインナップになりました。世界で最も成長している国の1つであるインドをラインナップに加えることで、シリーズ全体の価値も高くなると考えています。
――既存のインド株ETFの中では、信託報酬が2分の1以下の水準である0.385%程度(税込み)という非常に低い水準にありますが、公募投信の中には、同じ株価指数「Nifty50」に連動するインデックスファンドで、信託報酬がより低いものもあります。公募投信と比較してETFに投資するメリットとは?