地中に眠る1.1兆円、銅線ケーブル回収は通信大手に「巨大なチャンス」
地中から回収された導線ケーブルは、カバーを取り外して洗浄された後、国内外の買い手に販売される。TXOのエバンス氏によれば販売価格はトン当たり6000~9000ドルで、地中からの引き上げや洗浄などのコストを差し引くと利益率は30%を上回る。
銅はエレクトロニクス製品から建設まで幅広い産業で使用される。国際銅協会によれば、2009年から19年にかけて銅のリサイクル率は30%を超えた。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)でコモディティートランジションを率いるブレット・オーランド氏は、エネルギーのトランジションにおいて「銅は特に難しいポイントだ」と話す。企業は銅不足によって「かつて考えなかった場所で銅を探すようになった」という。
原題:Buried Fortune of Copper Wire Is Worth Billions to Telcos (1)(抜粋)
--取材協力:Mark Burton.
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Sheryl Tian Tong Lee, Todd Shields