「何となく」の買い足しが後悔の前兆… クラブセッティングを考える際に“絶対必要”な意識とは?
苦手なクラブを外す選択もあり
ベストスコアを出すためには、苦手なクラブを“外す勇気”も必要です。アベレージゴルファーの多くはウッドやロングアイアンに苦手意識を持っている印象ですが、竹田氏はセッティングのヒントを次のように話します。 「ユーティリティーだけのセッティングでも大丈夫です。ただし、5番ウッドの飛距離はユーティリティーでも補えますが、3番ウッドの飛距離までは補えません。3番ウッドの飛距離を犠牲にして、精度や安定したショットを担保していることを理解する必要があります」 「しかし、ドライバーの次に飛ばせるクラブが5番ウッドと同等の飛距離になるので、番手間の飛距離に大きな差が出ます。その空白の飛距離が自分のゴルフに影響しないかどうかは考えなければいけないポイントです」 また、飛距離の空白が気になる場合は、ほかのクラブで代用できるかどうかも考えたいポイントであると竹田氏は言います。 「3番ウッドは5番ウッドで代用するか、ロフトのある3番、4番ウッドを検討してみましょう。メンズクラブの3番ウッドのロフトは通常15度ですが、4番ウッドのロフトは通常16.5度。ロフトを可変できるモデルならば1.5~2度くらいまでなら寝かせることができるので、一度、ロフトが寝ているクラブを試打してみてはどうでしょうか」 「5番アイアンは同じロフトのユーティリティー、または少し寝たロフトを試して様子を見るのもオススメです。もし、スチールシャフトを使用しているならば、カーボンシャフトにする方法もあります」 年齢(体力)に合わせて見直すことに関しては、「体力や筋力の低下に合わせてスペックダウンを検討してみてもいいでしょう。シャフトに関してはハードなセッティングをしているとスイングの悪化にもつながる可能性があります。ただ、スペックダウンをする前に最新のモデルを試してみましょう。近年はアシスト機能が充実したクラブが多く開発されているので、自分に合った新たなクラブが見つかる可能性もあります」と話します。 クラブセッティングに悩むことはゴルフの楽しみの一つでもあります。さらなるスコアアップのためにも、セッティングの再構築を一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
LUIS FIELD