自民党総裁選、どう読む?世論調査だけではわからない裏事情を記者目線で紹介!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
新田氏「ここの8人になぜか入っていないけれど、僕は菅さんが結構ありうると思っていて」 水内氏「HKTね」 萩生田光一氏(H)と加藤勝信氏(K)、武田良太氏(T)のうち、「加藤さんは菅さんのカードのひとつになる可能性がある」と分析します。 新田氏「岸田さんが変わり映えしなかったら代わりに加藤さん。より選挙の顔にふさわしい小泉さんとかになるかもしれないけれど、菅さんがどっちにするのか」 小泉進次郎氏に関しては、父親の小泉元総理の意向が大きいこと、党内での評価から厳しいとの情報があります。 新田氏「進次郎さんは、お父さんが50歳になるまではダメだとずっと言っていて。お父さんが最終的に腹づもりを決めるのが大きい」 小泉氏が立候補するなら、父親の意向を振り切るほどの覚悟が問われます。また、人気のある小泉氏ですが、新田氏は「これだけお金の問題で国民に不信感が広がっている中、目先の人気だけで国民の支持が戻るものではない」と厳しい見方を示します。 水内氏は、小泉氏を自民党の議員の中で「相当なビハインドを追っている」と指摘します。それは 水内氏「環境大臣時代の言動が問題。カーボンニュートラルゼロの問題やCO2の削減目標で『ふわふわっとした言葉が浮かんできた』みたいなことがあった。産業界に痛みが伴うもの、簡単にふわっとしたものではない」 目の見えない範囲で政治としてしっかり交渉する、ダメなものに頭を下げるなどの政治力が問われる問題に、当時の小泉氏は当時の経済産業大臣を激怒させるほど、非常に劣っていたと指摘します。 水内氏「知名度と次の総理にふさわしいという世論調査では常に上位に来るけれど、トップになるならきれいごとだけでは到底ダメ。そこをクリアできるかどうか」
「きれいごと」という観点では、石破氏にとって、議員仲間にプライドを捨てられるかが最大のポイントだと言及します。 水内氏「選挙民には頭を下げてお願いしますと言うのだから、議員の人たちにも『ここはピンチだから』とプライドを捨てられるかが最大のポイント」 議員から「選挙が終わった後に全然挨拶がない」などと揶揄されてしまう石破氏。「昔の仲間に今回は……と頭を下げられれば、菅さんに左右されている状態から変わる」と水内氏は力説します。 水内氏「それができないまま、10何年くらい来ている石破さんも、60代後半。密かに石破ファンといわれている人たちは期待しているところもある。そういったところを乗り越えられるか」 そのほかの方は。 水内氏「茂木さんは選挙ドットコムで『じっくり考えます』と言っていたが、かなりギアが入っているような気がした」 取材していると、茂木さんの周りには何十人か一定程度動く人たちがいるという印象を受けていると指摘する水内氏。 水内氏「周りのイメージとは違って、参議院議員の中で組織だって動く人がいる。茂木さんは、スタートラインには必ず立てる印象を持ってます」 MC伊藤「茂木さんは最近ネットメディアの露出を増やしているが」 新田氏は「茂木さんはXの動かし方も変わってきた。明らかに、PRのブレーンを入れたんだろうな」と応じます。 新田氏「要職を経験している割に、未だに自民党の中で次の総理にしたい人、という点で伸び悩んでいる。空中戦で少しでも親近感を持たせ、怖そうだというイメージをイメチェンしたいのではないか」