自民党総裁選、どう読む?世論調査だけではわからない裏事情を記者目線で紹介!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
石破、加藤、小泉、茂木……そしてキングメーカーの動きは?
現在、立候補を取り沙汰されている候補者はこちらの皆さんです。選挙ドットコムでもすでに石破さんと茂木さんにご出演いただいていますが、水内氏は20人の推薦人を集めるのが分水嶺になると解説します。 ※編集部注※岸田文雄総理は8月14日に不出馬を表明しました。 水内氏「380人近い議員がいる中で20人を集めるのはほんとうに大変。熾烈な権力闘争の極限。我々が報道する時には、『20人集められる目処が立った』というのを確信的に言うのと、飛ばし的に『出馬の意向を固める』と書くのは天と地の違いがある」 かつて「石破番」を務め動向に詳しい水内氏が、石破氏が鳥取での講演会で「出馬の意向を固めた」と報道されたケースを解説します。 石破さんが講演で「鳥取から日本を始めたい」と語ったことから出馬の意向を表した、というものですが、 水内氏「そう言ったから石破さんがスタートラインに立てるかというとちょっと違う。ここから推薦人集めのスタートラインに立ったというだけで、総裁選の具体的なスタートラインではない」 現在の取材状況では、「20人のラインにちょっとどころではない差がある」とのことで、「事実上の立候補表明みたいな言い方をされていたが、そういう差がある」と説明します。 菅氏が石破氏の後ろ盾になるのではという声もありますが、菅氏には小石川連合と呼ばれる、小泉進次郎氏や河野太郎氏の選択肢もあります。 また、後ろ盾があることで、党運営などの主体性が損なわれる弊害もありそうです。 新田氏は、鳥取での講演の後、正式な出馬表明はまだだと明確に回答したというやり取りを報じていると説明。「記者としても、まだ固め切れていないという心証を持っているのだろう」と分析します。 新田氏「最終的には麻生御大と菅御大のキングメーカー争いがある」 前回の総裁選で石破氏が菅陣営に入り河野太郎氏を推しました。今回も菅氏と石破氏は、一時期よりは距離が離れているのではないかという話があるという状況を紹介。