2週間天気 厳しい寒さも そんな中で台風発生の可能性 寒さ一時的に緩む見解も
台風発生の可能性 寒さが一時的に緩む見解も
次の週末を過ぎる頃から、フィリピン付近でも対流活動が活発になるでしょう。アメリカ海洋大気庁によると、この海域で、台風など熱帯擾乱が発生、発達する可能性が高くなっています。 12月の台風の発生は、平年値は1.0個で、決して珍しいことではありません。季節は進んでおり、台風が日本に近づくことは、あまりありませんが、フィリピンの東で台風など熱帯擾乱が発生しやすい状況は、延いては、日本にも影響を及ぼします。フィリピンの東で、台風など熱帯擾乱が発生しやすい状況は、日本の南で、上空の高気圧の勢力を強めます。このため、偏西風を北へ押し上げるでしょう。北からの寒気の流れ込みの方が強い場合は、寒さが続きますが、偏西風の北への押し上がり次第では、関東から九州付近で、寒さが一時的に緩むことが考えられます。
日本気象協会 本社 白石 圭子