朝ドラ俳優・森乃阿久太さんが交通事故で死去、53歳 実兄の落語家・桂枝三郎「ああ、車が憎い」
落語家で俳優の森乃阿久太(もりの・あくた、本名・井上久男=いのうえ・ひさお)さんが26日未明、交通事故で亡くなっていたことがわかった。53歳。同日、実兄の落語家、桂枝三郎(64)がX(旧ツイッター)で報告した。 桂は「突然ですが森乃阿久太という上方の噺家いたことを忘れないでください」とつづり、森乃さんの写真を公開。続けての投稿で「ご報告 実弟森乃阿久太が26日深夜未明交通事故でこの世をさりました」と明かした。 そして「生前懇意にしていただいた方 可愛がっていただいた方 御贔屓していただいた方ありがとうございました」と感謝するも、最後に「ああ、車が憎い」(全て原文ママ)と悲痛な心の内をつづった。 森乃さんは2013年に二代目森乃福郎に入門し、42歳で落語家に。入門前から東映京都の役者として活動し、テレビ朝日系「科捜研の女」やTBS系「水戸黄門」などに出演。2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」では、赤い手袋を拾った信楽一丁目のお巡りさんを演じた。