【プリンス関東2部】桐光学園MF湯藤翔太「今まで以上に努力を」最終戦を白星で飾り新たなステージへ
12月1日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関東2部の第18節が開催され、桐光学園が前橋商に2-0で勝利し、最終順位を4位に上げ、全日程を終了した。 【フォトギャラリー】 桐光学園 vs 前橋商 双方とも3年生にとっては高校サッカー最終戦。膠着状態が続く中、先制点のきっかけを作り、さらに追加点を決めたのは、序盤から「悔いを残したくない」という気持ちを見せていたMF湯藤翔太だった。 「選手権に負けてから1週間ぐらいはみんな(気持ちを)切り替えることはできなかったのですが、残留から昇格というのを目標にやってきて、今週の練習は特に気合が入っていて、雰囲気が悪くなった時もみんなで声をかけあって一致団結して戦えたので良かったと思います」と、自身の活躍よりもリーグ戦3試合を自分たちの目標通りにやり遂げたことを喜ぶ。 2年生からボランチの一角としてトップチームに絡んでいた湯藤。自らも中心の一角となり、1年生から結束力の高かった同級生たちとともに作るチームは飛躍が期待された。しかし、怪我で離脱する選手も多く、試合では勝ちきれなかったりと現実は浮き沈みの大きい1年だった。 「きついことの方が多かったんですけど、それでも3年生全員で乗り切れたので良かったです」としみじみと語る。来春は親元を離れて、OBとなった先輩たちが数多く進学している関西学生リーグ1部に所属する大学に進学予定だ。 「両親も気持ちよく送り出してくれたので、心配かけないように日々頑張っていきたいです。勉強と両立しながら、今まで以上に努力をして、まずは試合に絡めるようやっていきたいなと思います。これまでは、きつい練習の時に自分はちょっと手を抜いたりっていう時があったので、それは大学に入って改善したい」と新天地での抱負を述べた。 幼い頃から思い描くプロへの道も視野に入れながら、自身の将来と向き合う4年間。高校ラストゲームで見せた思い切りの良さと姿勢で新たなステージに向う。 (文・写真=西山和広)