政府の補助金終了で電気代やガス代がアップ!? どのくらい負担が増えるか、事前にチェック!
わが家の負担はどのくらい増える?
では、補助金政策の終了等によって、自分たちの家計にどのくらいの影響があるのか、詳しく見ていきましょう。 毎月の電気の使用量が400キロワット、ガスが30立方メートルの、標準的な家庭を考えます。この家庭の場合、2024年6月の使用分からは補助金政策の終了により、同年4月までの分と比べると電気代は1400円、ガス代は450円増えます。 さらに、再生可能エネルギー発電促進賦課金の引き上げで、月の電気代は同年4月分と比べて836円値上げされています。補助金終了と賦課金の引き上げにより、この家庭の場合は、同年4月までと比べて毎月の電気代やガス代は合計2686円上がることになります。 さらに、今までどのくらいの補助金が出ていたのか、具体的な金額が気になる方は、政府が開設している「電気・ガス価格激変緩和対策事業」のページをチェックしてみましょう。月々の値引き額(補助金の額)を家庭での使用分から計算することが可能です。
まとめ
2024年5月や6月は、電気代やガス代の家計負担が増えて、請求書を見て驚いた方もいるかもしれません。今回紹介した内容を確認し、電気・ガス代への補助金が終了すること、賦課金が昨年と比べて増加することなどのニュースを、頭に入れておきましょう。 そして、電気代やガス代をさらに節約できるように、無駄遣いを減らす、電気会社やガス会社、さらに契約プランの見直しをするなど、今からできることはないか、検討してみてはいかがでしょうか。 出典 経済産業省資源エネルギー庁 電気・ガス価格激変緩和対策事業 東京電力エナジーパートナーズ株式会社 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 執筆者:下中英恵 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
ファイナンシャルフィールド編集部