みんなでソロキャンって何? キャンプビギナーこそ実践したい「ソログルキャン」とは
コロナ禍の影響もあいまって火が付いたキャンプブームの中でも、人気なのは「ソロキャンプ」。しかし、なんだか難しそうで初心者にとっては敷居が高いですよね。そこでじわじわ広がりを見せているのが「ソログルキャン」です。一体どんなキャンプ方法なのか、詳しく見ていきましょう。 【写真】いま話題のソログルキャンの楽しみ方をチェックする(全5枚)
初心者にこそおすすめの「ソログルキャン」
その名の通り、「ソロキャンプ(ソロキャン)」と「グループキャンプ(グルキャン)」を組み合わせたキャンプが「ソログルキャン」。ソロキャンパー同士が集まり、テントは各自が個別に張り、スペースを分けてソロキャンのように楽しむというスタイルです。ソロキャンのプライベート感を楽しみつつ、もし困ったことがあればグループの仲間に相談することができるので安心感がありますよね。 キャンプ仲間同士で行くこともあれば、SNSや掲示板などでソログルキャン仲間を募ったりと、メンバーの集め方も様々。「ソロキャンをやってみたいけれど、初心者だから不安」という方には特におすすめですよ。
雨でも開放的に! 共有スペースにあると便利なのはタープ
ソログルキャンを楽しむコツは、「共有スペース」を決めておくこと。基本的にはソロテントを設置して個人で行動しますが、人と話したい時などに集合できるよう、集まりたい人が溜まれる場所を作るとコミュニケーションも取りやすく快適です。共有スペースにはタープが有用。急な雨でもタープがあれば、個人のテントに籠ることなく開放的に過ごせるので重宝します。 ソログルキャンでは、共有スペースのタープに加えて個人のテントも複数設営します。それぞれにほどよい距離感で張るため、広めのスペースが必要。区画の広さや区画内のテント数制限、隣の区画も借りられるのかなど、キャンプ場への事前確認を忘れずにしておきましょう。当日の設営トラブルを未然に防ぐことができます。
チームワークがソログルキャン攻略の秘訣!
皆で食べたり、個人で自由に食べたり、個人で作ってから集まって食べたり…… ソログルキャンでは、食事についても自分たちの好きなスタイルでおこないます。ただ、事前に参加メンバー間で相談しておかないと、食材が余ってフードロスにつながったり、逆に少なすぎて物足りなくなってしまうケースも。献立や食材の買い出しなどの準備も、メンバーで協力して決めておきましょう。 天候が悪くなったときはキャンプを中止にするのかなどのイレギュラーな対応も含めて、ソログルキャンでは事前の打ち合わせで意思を統一しておくことが成功の秘訣です。チャレンジする際にはぜひ準備を万端にして、ソログルキャンを目一杯楽しんでくださいね。
野中陽平