令和ロマンの史上初M―1連覇なるか 松本人志不在をかき消す劇的展開の予感
結成15年以内の漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」の準決勝が5日、都内で行われ、終了後に決勝進出者発表記者会見が行われた。 【写真】こちらがM-1決勝進出9組 晴れて決勝進出を果たしたのはママタルト、令和ロマン、ジョックロック、真空ジェシカ、エバース、トム・ブラウン、ダイタク、ヤーレンズ、バッテリィズの9組。 注目は昨年優勝し、連覇を目指す令和ロマンだ。実は前年の優勝者が敗者復活戦を経ず、準決勝からストレートに決勝に進出するのは史上初だ。 令和ロマンの髙比良くるまは、史上初の快挙に「実はそれは意識してました」。さらに「敗者復活に行ったら、マジで炎上するだろうなと思ってたんで。絶対決勝行かなきゃと思ってたんで、それはよかったです」と胸をなでおろしていた。 〝令和ロマンの連覇なるか〟というテーマが生まれたことで、M―1は新たなステージに入ったと言えそうだ。というのもこれまでのM―1は、優勝すると翌年からは出場せず〝卒業〟という形になるのが普通だった。しかし令和ロマンは今年で結成6年目。まだ9年間もM―1に出場できる。これから何度でも優勝する可能性が残っているのだ。 また昨年、令和ロマンに1票差で敗れ準優勝に終わったヤーレンズも見事に決勝進出を果たした。楢原真樹は「にっくき令和ロマンを倒す!」と宣戦布告。昨年、名勝負を繰り広げた2組が再び対決するというドラマが今年も繰り広げられることになる。 その一方で昨年まで審査員を務めていた〝M―1の象徴〟とも言うべき、ダウンタウンの松本人志は週刊文春に報じられた問題が尾を引き、今年の出演は絶望的とみられている。 この日の会見ではヤーレンズの楢原が突然、「松本さんってどうなってるんですかね」とブッコみ、令和ロマンのくるまが「だーりんずの…」と、お笑いコンビ・だーりんずの松本りんすのことだとフォロー(?)する一幕も見られた。 テレビ局関係者は「〝松本はM―1で復帰〟なんて情報もあるが、スポンサーを考えると現実的には不可能に近い」と指摘する。 松本が不在の年に〝令和ロマンの連覇〟というドラマが新たに生まれる…。M―1は新ステージに突入したと言えそうだ。
東スポWEB