開業30年を迎えた「シーガイア」 山本俊祐 新社長に今後の展望を聞く
グランドオープンから30年を迎えたシーガイア。 経営破綻やオーシャンドームの閉鎖など開業からさまざまな困難を乗り越えてきましたが、今年、親会社が変わり、新たな転換期を迎える中、今後の展望について新社長に聞きました。 【写真を見る】開業30年を迎えた「シーガイア」 山本俊祐 新社長に今後の展望を聞く ■再生は終わって、次は成長段階 (フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン 山下明男代表) 「再生は終わって、次は成長段階だと」 今年6月、親会社がアメリカの投資会社「フォートレス」に変わったシーガイア。 経営体制が一新され、新たな展開に注目が集まっています。 30年前の10月31日、観光宮崎の切り札としてグランドオープンしたシーガイア。 しかし、開業から7年後の2001年に経営破綻し、アメリカの投資会社に売却されると、中核施設のオーシャンドームは2007年に閉鎖。 2012年、セガサミーホールディングスの子会社として再スタートを切り、事業再建を進めた結果、去年3月期には経常黒字に転換しました。 ■つらいことも多かったが、楽しい思い出の方が勝っている 様々な変遷をたどったシーガイア。 10月30日、開業から30年間の歴史を振り返る年表が設置されました。 グランドオープンした1994年に入社した橋口宏明さん。これまでの出来事を感慨深そうに振り返ります。 (フェニックスリゾート宿泊部 橋口宏明支配人) 「県民の皆さまにはご心配かける時期もあったが、晴れて30周年を迎えることができて、従業員一同、感謝している。つらいことも多かったが、楽しい思い出の方が勝っている」 ■この施設を大事にしながら発展させていく必要 そんなシーガイアとともに歩んできた従業員をまとめ、新たな舵取り役を担うのが山本俊祐新社長です。 (フェニックスリゾート 山本俊祐社長) 「スポーツだったり、レジャーだったり、あとビジネスの場所としても使う、とても大事なインフラですので、この施設を大事にしながら発展させていく必要があることを感じていて、『勝ち続ける』という次の成長段階に向かっていけるという感触がある」