開業30年を迎えた「シーガイア」 山本俊祐 新社長に今後の展望を聞く
■『何ができる、何を体験できる』というのはあまり知られていない フォートレスのグループ企業、「マイステイズ・ホテル・マネジメント」の会長を務めこれまで、様々なホテルの事業改善を行ってきた山本社長。 経営のプロとして打ち出した新たな経営方針の一つがファミリー層の獲得です。 (フェニックスリゾート 山本俊祐社長) 「(シーガイアは)名前は聞いたことはあると、そういう意味の知名度はあるのですが、『何ができる、何を体験できる』というのはあまり知られていないというのがありますので、施設の拡充、楽しめるアクテビティを広げていくことによって平均滞在日数を伸ばしていく。さらにリピートしたくなるというところで、リゾート内、リゾート外で楽しめるアクティビティの拡充というところを進めている」 今後、シーガイアではファミリー層強化に向け、2人部屋を家族連れでも泊まりやすい部屋に改装するほか、キッズ向けのアトラクションを設けたプールを新設する構想も。 さらに、温泉施設「松泉宮」についても、早ければ来年後半には改装を予定しているほか、今ある貸切風呂の一部スペースを活用し、新たな施設を作ることも検討しています。 (フェニックスリゾート 山本俊祐社長) 「今の温浴施設の問題点としては、ホテルの規模とマッチしていない小ぶりなものとなっているので、男女別の浴場をまとめてしまって、例えば、この男性用の新しいものを建てるという形で新築も考えている」 ■宿泊体験の中で記憶に残る大きな要素が「食」 また、山本社長が力を入れたいのが「食」。 (記者) 「聞くところによると、社長は非常に食に関心があると?」 (フェニックスリゾート 山本俊祐社長) 「趣味は何かと言ったら、旅とグルメだったりするので」 大の旅行好きで直接、生産者のもとへ足を運ぶこともあると話す山本社長。 今後、ビュッフェレストランの席の拡充などの改装のほか、宮崎の食をふんだんに生かしたサービスも考えています。