約2か月に1回ポイするだけ。スティック掃除機で“紙パック”が再燃する理由
ひょっとして見直されてる? いやいや、ひょっとしなくても見直されています、紙パック。 【全画像をみる】約2か月に1回ポイするだけ。スティック掃除機で“紙パック”が再燃する理由 ここ数年掃除機といえば猫も杓子もサイクロン式。ゴミを遠心分離でまとめるサイクロン式は吸引力が続きやすいというメリットもあります。でも、ゴミが飛び散りやすいのとフィルターメンテが若干面倒。 おかしいな…。昔って掃除機こんな頻繁にゴミ捨てとかメンテナンスしてなかったのにな…。そんな掃除のちょっと面倒を解決したスティク掃除機もあるんです。 日立の「PKV-BK3L」は1.1kgの超軽量モデル。そしてなんと昔ながらの紙パック式を採用したモデルです。
紙パックでもパワーが長続きするひみつ
紙パック式は構造上、ゴミが溜まると吸引力が落ちてしまうんですけど、日立は空気の流れをスムーズに調整する「パワー長持ち流路」機構を開発。ごみがたまってもパワーが長持ちするとしています。 そしてごみ捨ては約2か月に1回でOK。紙パックごとポイです。 そうそう、これだよね。この使い終わった時の手軽さが紙パック式のいいところ。ダストボックスをガチャガチャやってゴミを振り落としたり、フィルターをブラシで払ったりなんてメンテ大変だしね。
紙パック式が再燃している理由は何だ?
実はこのモデル2世代目で、初代は2022年末に発売。大きな変更はないにせよ軽量・紙パック・コードレススティックはまま継承されています。 じつは先日、シャープも紙パック式のスティック掃除機を発売したりと、近年紙パック式も注目されている気がするんですよね。 その理由ってどこにあるんだろう? って考えたんですけど、 1.モーターの性能向上や空気の流れの効率化 2.紙パックの消臭機能の向上 といったテクノロジー面の進化で紙パックの弱点を補えるようになったのに加え、僕らの掃除習慣も変化してきたと感じています。 実際、毎日掃除する人って最近減ったよね。 たとえば昭和の時代って、朝起きたら毎日全部屋を掃除機かけする家庭も多かったと思うんです。だけど、最近の働き盛り世帯ってそれをしている方がレア。この役目は、ロボット掃除機へとシフトしつつ、人はスポット的に掃除をする掃除スタイルへと変わりつつあります。 結果僕らは、掃除機に「軽さ=(手軽さ・重量的軽さ)」を求め、手軽な紙パックが再び注目されているのではないかと。 でもほんと、ランニングコストかかっても掃除にかける労力とストレスが減ると考えると、紙パック式はアリな気がするんだ。 楽して生きたい。永遠に。 Source: 日立
小暮ひさのり