50代、掃除嫌いこそ「ものを捨てる」とラクになる。ミニマリストのすっきり暮らし
「聞く読書」をしながら楽しく掃除する
ものを減らし掃除をラクにしたところで、最後の仕上げとしてスマホを使って掃除中に「聞く読書」をします。読みたかった本を聞く「楽しみ」と、風呂掃除を一緒にできるため、面倒な掃除が楽しい時間に変わるのです。 耳で聞くコンテンツで有名なのは、本を読み上げるオーディオブック。音声アプリのVoicyやポッドキャストなどもあります。音楽を聴くのが好きな人は、音楽を楽しみながら掃除するのもいいですね。
アラフィフ夫婦は、収集日の朝にがんばらない
家事の中で、意外と面倒なのが「ゴミ出し」。まずゴミ袋を買って準備し、ゴミを各部屋から集め、指定の袋に詰め、指定日の朝にゴミステーションに持っていく…という、じつは工程数が多い家事です。 しかし、「作業を分けるとラクになる」と気づきました。 わが家の場合、各部屋のゴミ箱の中身がいっぱいになったら、そのタイミングで大きな指定ゴミ袋に入れておきます。なので、当日の朝に「がんばってすべての部屋を回る」ということがなくなります。 ちなみに家の中の各部屋のゴミ箱を撤去して、ゴミが出るたびにメインのゴミ箱まで各自持ってきてもらって手間を省くというアイデアもありますが、わが家では採用しませんでした。アラフィフになってから、疲れやすく動きたくない日が増えたためです。そのため、病気で起きられないときも想定した、無理のない仕組みにしています。
同じ大きさのゴミ袋を底に敷いておく
替えのゴミ袋の準備というのは、名もなき家事のひとつだと思います。その面倒な作業について、わざわざゴミ袋を取りに行ったり考えなくてもすむように、ゴミ箱の底に袋ごと入れておくことに。 また、ゴミ袋も「このお店でこのサイズ」と決めておくと、買物のときに迷わずにすみます。夫や子どもに「ゴミ袋買ってきて」と頼むときも、サイズやブランドを教えなくていいのでラクちんですよ。わが家はダイソーの「手さげポリ袋」と決めています。
帰宅に立ったまま処理する習慣をつくる
私が住むマンションでは、1階の郵便受けに大きなゴミ箱が設置されており、チラシやフリーペーパーはそこで捨てられるようになっています。おかげで不要なチラシ類を家に入れずにすんでいます。 そうでない方は、家に入れた時点でキッチンカウンターやテーブルなどに置かず、すぐ処理するようにすると、後々の面倒が少なくなるかと思います。 ネットで購入したものが届いたときも、玄関で開封してその場で処理。不要なビニール袋や段ボール、その他の包装材をすぐにリサイクルゴミとして分けてしまいます。 また買物から帰ったら、その場でタグを取ってすぐにゴミ箱に。衣類だけでなく、キッチン用品や化粧品も同じです。 要は「あとでやろう」と思うことを、その場ですませてしまうこと。これだけで暮らしがずいぶんとラクになります。家に不要なものがたまらないだけでなく、心の中もすっきりする感じがします。