日本シリーズ“DeNA逆襲劇”の背景は捕手・戸柱恭孝のソフトバンク山川穂高対策にあり…一方の山川は「キャッチャーと勝負すると僕はほぼ負ける」
ポイントは山川vs.DeNAバッテリー
対戦成績は再び五分に戻って残りは最大3試合。それでも日本一を懸けた勝負を分ける1つのポイントは、このDeNAバッテリーと山川の対決になるのは明白だ。 「チームとしての勢いだとかそういうことを僕が意識しても……という部分もあると思う。だから僕としてはとにかく打席で集中して、1球を仕留めにかかる。それしかないと思います。こういう短期決戦では状況に応じて絶対にバットに当てなければならない状況もあるでしょうし、ここは一発狙ってもいいというのもくるでしょうし、そこは臨機応変に対応したい」 これが山川の残り3試合への決意だ。この決意が結果へと結びつけばソフトバンクの勝利への道が開けることになるはずである。 そしてこの山川の決意をDeNAバッテリーがどう崩していくのか。最後の最後まで山川を眠らせたままでシリーズを終えること、そこがDeNAの勝利へのカギとなる。
（「プロ野球亭日乗」鷲田康 = 文）
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