SNS型のロマンス詐欺 ショッピングサイトの経営もちかける手口 約3800万円をだまし取る
SNS上で恋愛感情を抱かせながらショッピングサイトの経営を持ちかける手口で、愛知県安城市の男性が現金約3800万円をだまし取られました。 警察によりますと、安城市の60代の男性は今年4月下旬、SNSで台湾出身を自称する女と知り合い、電話などを通じてやりとりを重ね、女に好意を持ちました。 そして女から「私の友人がショッピングサイトの会社で働いている。儲かるので、やってみたら」などと持ちかけられ、男性は「嫌いにならないでほしい」と思い、経営の話に参加したということです。 男性は4月から8月にかけて25回にわたり、商品の仕入れ代金名目で現金あわせて約3800万円を指定された個人名義の口座に振り込みました。 女は男性に対し「ネットショップの商品の管理は自分が担当する」「現金を振り込むだけでいい」などと伝えていたということです。 その後、男性が「利益を受け取りたい」と女に伝えたものの、応じてもらえず、不審に思って警察に相談したところ被害が発覚しました。 警察はSNSだけでやりとりしている相手を、簡単に信用しないよう注意を呼びかけています。