J2カターレ練習開始 騒がしい1年にしよう J1昇格へ6位以内目指す
今季11年ぶりにサッカー・J2で戦うカターレ富山は6日、富山県総合運動公園陸上競技場屋内グラウンドで、新加入選手14人中13人が合流して練習を開始した。左伴繁雄社長は「1桁順位、できれば自動昇格、昇格プレーオフ(PO)出場圏内の6位以内」を目標に掲げ、「強く、熱く、泥臭いプレーで、いい意味で騒がしい1年にしよう」と呼び掛けた。 選手はフィジカル中心の練習を行った。上市町出身のFW碓井聖生選手(23)は、ヘディングで2ゴールを決めた昨年12月の昇格PO決勝を振り返り、「苦手だったヘディングも良いイメージしかない」と頼もしく語った。 今季チームで一番得点を取ることを掲げる碓井選手は「J2で戦うことは僕的には(J3と)差がない。後手に回らず自分たちのサッカーができれば十分戦える」と力強い。 ●新加入選手も闘志 新加入選手もやる気をみなぎらせた。愛媛FCから移籍した2023年・J3MVPのFW松田力選手(33)は「得点王を期待されている。勢いのあるチームで2桁得点する」と話した。 FC大阪から5年ぶりにカターレに戻ったFW武颯選手(29)は、「経験値、技術、メンタル、チームを見る力が身についた。後輩に伝え、チームを底上げしたい」と力を込めた。 ●ホーム開幕3月2日 カターレは11日、新体制発表会を開き、13日から1カ月間、大阪と高知でキャンプに臨む。開幕戦は2月16日、松山市のニンジニアスタジアムで愛媛FCと対戦。ホーム開幕戦は3月2日、県総合運動公園陸上競技場でヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ。 J2は20チームがホームアンドアウエーの総当たりで38試合戦う。J1昇格は上位2チームと3~6位によるプレーオフ優勝チームの計3チーム。下位3チームがJ3に降格する。