ツエーゲン金沢・豊田引退 元日本代表の大型FW 小松出身、近く会見
●J1で98得点 元日本代表でサッカーJ3ツエーゲン金沢のFW豊田陽平選手(39)=小松市出身=が8日までに、今季開幕前に現役を引退する意向を固めた。近日中に会見を開く。J1通算98ゴールを記録し、国際舞台でもゴールを奪ってきた大型ストライカーが21年のプロ生活に幕を下ろす。 豊田選手は小松市安宅小2年のときにサッカーを始め、星稜高を卒業後、名古屋グランパスに入団。モンテディオ山形、京都サンガFC、サガン鳥栖、蔚山現代FC(韓国)、栃木SCと渡り歩き、2022年にツエーゲン金沢に移籍した。 身長185センチ、体重79キロの体格を生かした空中戦が強み。ディフェンダーとの駆け引きやシュート力、前線からの守備にも定評があり、Jリーグ屈指のFWとして長年活躍した。両手を大きく広げるゴールパフォーマンスでスタジアムを盛り上げた。 ●五輪、日本代表戦でもゴール J1通算301試合で98得点、J2では197試合で64得点を記録した。鳥栖時代には7年連続で二桁ゴールを挙げるなど点取り屋としての評価を固めた。08年北京五輪では、日本代表で唯一のゴールを奪った。13~15年には日本代表に選出され、8試合の出場で1得点だった。 ツエーゲン加入1年目の22年は34試合で6得点を挙げたが、24年は出場機会が減り、2試合で無得点だった。