Number_iが『紅白』で見せた気合いと迫力 「GOAT」で始まり「GOAT」で締めくくった2024年ラストステージ
2025年、新年の幕開けとともに、Number_iがデビュー1周年を迎えた。 昨年1月1日にデビュー曲「GOAT」を配信リリースしたNumber_i。デビュー1年目の最終日となる12月31日には、『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合/以下、『紅白』)に初出場した。番組内では特別企画にも参加したほか、Number_iとしてのステージでは「GOAT」をパフォーマンス。複数人のダンサーと躍動感のあるステージを繰り広げた。 【写真】Number_i、初ライブツアーでの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太 思い返すと、彼らが初めて「GOAT」をテレビで生パフォーマンスしたのは、昨年3月2日に放送された『Venue101 拡大版』(NHK総合)でのことだった。この日は、今回の『紅白』のようなダンサーを含めた形ではなく、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人のみでの披露だったと記憶している。それからも、彼らは数々の音楽番組で「GOAT」を歌唱してきた。ダンサーが加わったり、カメラワークを工夫したり、ハンドマイクだったり、映像やセットの演出で楽しませてくれたり――同じパフォーマンスは一度もなく、ダンスや歌唱技術を含めても、日を追うごとに更新されていく「GOAT」を届けてくれたように思う。 「GOAT」は単独ライブではもちろん、2024年に出演した国内外の音楽フェスでも必ず披露してきた楽曲でもある。「GOAT」で始まり、「GOAT」で終わった一年。『紅白』のステージは、そうやって一年間で培ったすべてを出し尽くすような、気合いと迫力が画面越しでも伝わってくるものだった。 『紅白』出演後、年越しのタイミングでは3人によるInstagram Liveも行われた。「楽しかった」「やり切った感がある」と達成感に満ちた表情を見せるなかで、平野からはパフォーマンスの裏話も飛び出した。イントロで平野は「皆さん、本年もありがとうございました! よろしく!」と呼びかけていたのだが、本来は「2025年もGOATな一年にしようぜ!」と加えたかったものの尺が足りず、当初考えていたものと違うコメントになってしまったのだという。若干の悔しさを滲ませつつも、「でも、(悔しさは)置いてきました、去年に!」と切り替える平野。そして、デビュー日ということで“Number_iの1歳”をファンとお祝いする3人だった。