井上尚弥の対戦候補TJ・ドヘニーがWBO2位に 1位はグッドマンのまま
世界ボクシング機構(WBO)は20日(日本時間21日)、最新のランキングを発表した。世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(大橋)の次戦の相手とうわさされるサム・グッドマン(オーストラリア)が1位をキープ。同じく候補とされるTJ・ドヘニー(アイルランド)は3位から2位に上がった。 6日、東京ドームでの試合で尚弥に6回TKO負けしたルイス・ネリ(メキシコ)は2位からランク外となった。 モンスターの対戦候補については、6日の試合後、リングに上がって当人同士が対戦を希望したグッドマンが当確とみられていた。しかし、専門メディア「IRISH BOXING」は15日(日本時間16日)、「TJ・ドヘニー(アイルランド)がサム・グッドマン(オーストラリア)を追い抜き、井上尚弥と対戦するポールポジションに浮上した」と報じた。 尚弥を共同プロモートする米トップランク社のCEO・ボブ・アラム氏は「井上陣営は9月にグッドマンと対戦するため交渉中だが、グッドマン陣営は12月を希望。そうなると、井上は9月に日本でドヘニーと対戦することになるかもしれない」と語っている。 元IBF王者のドヘニーは6日の東京ドームのアンダーカードで出場し、ブリル・バヨゴス(フィリピン)に4回TKO勝ち。本人も「IRISH BOXING」の取材に「9月は私が最有力候補で、グッドマンはその後になる可能性が非常に高い」と発言。「どちらにしてもタイトルのチャンスはあるだろう」とベルト奪取に意欲を示していた。 戦績は31歳の尚弥が27戦全勝(24KO)、25歳のグッドマンが18戦全勝(8KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。
報知新聞社