あまりに理不尽すぎる…看護師の約8割《カスハラ》被害に!患者からの暴力、セクハラなど深刻すぎる“現場の声”
ワガママではすまされない!看護師への「カスハラ」実態
看護師向け転職エージェント比較サイトを運営するSOKKIN(東京都新宿区)が、看護師が受けた患者からのカスタマーハラスメント(カスハラ)について調査を実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年5月、現役看護師を対象に、インターネット上で行われました。 【画像】「えっ…ひどすぎる…!」これが看護師への《カスハラ》の実態です! それによると、「患者との関わりで困った経験はありますか?」という質問に対し、「ある」と回答した人が97%という結果でした。具体的にどのようなことに困ったかをたずねたところ、「ワガママがひどい・言うことを聞いてくれない」が最も多く、次いで「認知症患者の対応という結果でした。他にも「個人的に連絡先を聞かれる」などの回答も多く見られました。 「ワガママ・言うことを聞いてくれない」患者との具体的なエピソードについてさまざまなコメントが寄せられました。 「こちらの言うことは全く聞かないが医者の言うことは聞く」(30代男性) 「食事持ち込み禁止の患者のパンをたまたま2回連続で冷蔵庫から見つけてしまったのでドクター報告のために事情聴取と注意をしたら怒鳴られ保健所に通報された。その責任として出勤停止にされ、退職に追い込まれた」(30代女性) 「ワガママな患者は安静制限や食事制限を守らない、大部屋で遅くまで大声で話すなど注意してもきいてくれず、強く出れないのをいいことにやりたい放題だった」(40代女性) 「ホテルと勘違いしているのか安静度フリーの患者からのテレビのリモコン取ってなどのナースコールなど、整形外科で働いているのでリハビリも兼ねて動くこと説明してもめんどくさいと言われた」(20代女性)」 「認知症患者の対応」「個人的に連絡先を聞かれる」と回答した人のエピソードも紹介します。 「認知症患者さんが夜眠れず、睡眠薬を使用しても寝ない状況。夜間離床センサー頻回だったり排泄物を部屋のカーテンや壁に付けたりと行動が落ち着かず、結局ベッドごとナースステーションに連れて行った。その患者さんの行動を見守るため、他の仕事ができなかった」(30代女性) 「転倒しそうな歩容の不安定な認知症の患者さんが、1人で立ち歩いており、付き添うと怒って手を上げてきた」(30代女性) 「退院したらご飯に行こうなどとしつこく言い寄られた。受け持ちだったので無視できずに軽く流してたけど本当に怖かった」(40代女性) 「個人情報をしつこく聞かれた時は、すごく困った。病院の電話番号を教えても、個人のケータイ番号を教えてほしいとしつこかった。また宗教の勧誘や選挙の手伝いの依頼などもあった」(30代女性)