あまりに理不尽すぎる…看護師の約8割《カスハラ》被害に!患者からの暴力、セクハラなど深刻すぎる“現場の声”
患者からのカスハラを受けている看護師は約8割
さらに「患者から暴力やハラスメントを受けたことはありますか?」という質問をしたところ、79%が「ある」と回答しました。身体的暴力を受けたことがある看護師は全体の61%に上り最も多い結果でした。 患者から暴力やハラスメントを受けた人に具体的なエピソードを聞いたところ、看護師への「カスハラ(カスタマーハラスメント)」の実態がわかるコメントが多く寄せられました。 「トイレに行きたいというのでベッドから起こそうとしたら、患者さんに『痛い』と言われて叩かれた」(50代女性) 「入院に納得できない男性患者が帰宅を訴えて暴れてしまい殴る、蹴るなどの暴行にあった」(30代男性) 「アルコール依存症の患者にアルコールをかけられた(30代女性) 「バイタル測定しようとしたら、いきなり何するんやと怒られて、顔や体を2,3発殴られた」(20代女性) 「治療拒否の患者さんからの、看護師に対する『医者がいないと何もできない』『頭が悪い』等の一方的な暴言があった」(30代女性) 「患者が突然4万文字のレポートを作成してきて、フィードバックを要求してきた。業務の範疇外であると伝えると、料金に見合った一流のサービスを提供しろと怒り口調で言われた」(40代女性) 「胸を触られたり、添い寝しようなど性的に不快な言葉をあびせられた」(30代女性) 「もう少し肉をつけた方がいいだの体型に関して行ってくる人が多かった」(40代女性) 調査を行った「SOKKIN」は、「今回の調査で、回答した約8割の看護師が患者からのカスハラを受けており、そのうちの半数以上の方が、被害に関して適切な措置をとられていないという事がわかりました。また職場で行われているカスハラに対する取り組みの調査で、マニュアル作成など形式上の対策はとられているものの、実際に相談したら取り合ってもらえない等の意見が多く見られ、今後医療現場でのカスハラに対する対応の改善の余地が明らかになりました」と指摘しています。
LASISA編集部