南アフリカ産果物専用船が上海到着
【東方新報】バハマ船籍の「アザレア号」貨物船が7日の午後、上海南港埠頭に到着した。これは2024年に上海南港埠頭に到着する最初の南アフリカ産の果物専用船であり、オレンジ、みかん、グレープフルーツなど、合計1080トン以上の柑橘類を降ろした。 南アフリカはアフリカ大陸の最南端に位置し、年間を通じて日照量が豊富で、独特の気候条件により多種多様な熱帯果物が栽培されている。南アフリカは世界有数の果物生産地域の一つであり、世界第二位の柑橘類輸出国だ。7月と8月には、南半球の柑橘類が成熟し市場に出回る。 情報によると、世界の農産物貿易が深化する中で、南アフリカ産のオレンジ、みかん、グレープフルーツは、中国の柑橘類の空白期を補い、消費者の生果物への需要を満たしているという。 洋山出入国管理所によると、「アザレア号」は南アフリカのダーバン港から上海南港へ直行する貨物船だ。この船は7月14日に出発し、8月2日に上海南港埠頭外の錨地に到着した。この果物が輸入前に衛生と安全を確保するため、貨物船は錨地で待機している間も柑橘類に低温処理を施し、有害生物の拡散を防止した。8月7日の夜に荷降ろしの条件が整った。 この新鮮な果物の効率的な入境と中継を保障するため、洋山出入国管理所は作業員に対して事前に乗船許可証を発行し、24時間勤務体制を実施して、乗降者や港区への車両管理を強化し、港湾限定区域の秩序を維持して、船舶が到着している間の連続作業を可能にした。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。