「隙間に雨水等が侵入して腐食がより進んだのではないか」 登校中の小学生が倒れてきた照明灯の影響で骨折 事故を受け緊急点検を実施 島根県出雲市
日本海テレビ
荒れた天気が続く中、島根県出雲市大津町の市道では1月8日の強風で照明灯が倒れ、通学中の小学生が骨折する事故がありました。 小田原安理 記者 「倒れた街灯は撤去されていますが、近くには保育園や小学校などがあり子どもが多く行き交う道となっています」 提供された画像に映っていたのは、歩道とその脇の駐車場をふさぐようにして横たわった、高さが6mある照明灯。1月8日の午前7時40分ごろ、歩道を集団登校で15人の児童が1列で歩いていたといいます。出雲市では時折強い風が吹いていて、この影響で照明灯が根元から折れ小学生の列の間に倒れてきました。 そして、照明灯が地面に当たった弾みで小学2年生の男子児童に接触し、後ろから押されるような形で前に転倒。右足を骨折する大けがを負いました。 倒れた照明灯は2002年に設置、2020年に出雲市が行った点検で一部根元が腐食しているのが確認されていましたが、緊急性は低いと判断していました。事故を受け出雲市は、同じようにブロック舗装の歩道にある照明灯の緊急点検を実施。地面との境目の腐食状況などを確認しました。 島根県出雲市 道路河川維持課 綿貫康文 課長補佐 「隙間に雨水等が侵入して、腐食の方がより進んだのではないかと考えています。こういった形で一斉点検を行いまして、同じような事故の再発防止に努めているところでございます」 出雲市では、今週末までに市内の小学校の通学路にある照明灯の緊急点検を終え、ブロック舗装の歩道の場合、周囲をコンクリートで固定するなど、雨の浸食を防ぐ措置をとることにしています。