うちの母は「歯ブラシ」を「お湯」につけて毛先を「まっすぐ」にしています。「節約」にはなるかもしれませんが、衛生面が心配です…。
歯ブラシを適切なタイミングで交換した方がいいと分かっていても、なんとなく使い続け「もったいないから」と交換を先延ばしにする人がいるかもしれません。 なかには毛先の広がった歯ブラシを熱湯につけてまっすぐに整えることで、長持ちさせている人もいるでしょう。しかし、節約のためとはいえ、お湯につけて形を戻すことは推奨されていないようです。 本記事では、歯ブラシの交換時期の目安や、歯ブラシをお湯につけて毛先を「復活」させることで、どれくらいの節約効果があるのかを解説します。歯ブラシをお湯につけて長持ちさせる以外の方法もご紹介しているため、参考にしてください。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
歯ブラシの交換目安時期
歯ブラシの交換時期の目安は、1ヶ月に一度とされているようです。歯ブラシの状態としては、毛先が広がったり弾力が落ちたりしたタイミングとなっています。 毛先が開いた歯ブラシは、新しい歯ブラシよりも歯垢の除去率が約4割もダウンするともいわれています。使い方によってはさらに長い期間使用できる可能性もありますが、歯磨きで効率よく歯垢を落とすためにも、歯ブラシの交換は定期的に行う方がよいでしょう。
お湯で歯ブラシの毛先を復活させることによる節約効果
歯ブラシ1本あたりの値段は安いものだと、150円程度となっています。1ヶ月に一度歯ブラシを交換すると、1年間に必要な歯ブラシの購入費用は1人あたり約1800円になります。 熱湯につけて歯ブラシの毛先を整えることで購入頻度が2ヶ月に一回になると仮定すれば、6ヶ月分の歯ブラシを購入する必要がなくなり、1年間で900円程度の節約ができるでしょう。
歯ブラシをお湯につけることによるデメリット
歯ブラシの多くは、ナイロンやポリエステルなどの耐熱性の低い素材で作られています。そのため、熱湯をかけると毛先が変形してしまい、効果的な歯垢除去ができない可能性があるでしょう。さらに、毛先が劣化すると雑菌が繁殖しやすくなってしまう点にも注意が必要です。 また、歯ブラシを熱湯につける行為を何度も繰り返すことで、歯ブラシそのものが溶けてしまうおそれもあります。お湯につければ一時的には毛先が戻り、継続して使用できるかもしれませんが、これらのリスクが伴う点は認識しておきましょう。