第93回選抜高校野球 敦賀気比VS常総学院 第5日第3試合 「全力で戦い日本一へ」 /福井
<センバツ2021> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の組み合わせ抽選会が23日あり、5年ぶり8回目出場の敦賀気比は大会第5日第3試合(3月23日午後2時20分開始予定)で、常総学院(茨城)と対戦することが決まった。秋の関東大会で準優勝したチームとの1回戦に向け、敦賀気比の大島正樹主将(2年)は「目の前の試合を全力で戦い、日本一を目指す」と力を込めた。【大原翔】 新型コロナウイルス対策でオンライン開催となった抽選会。大島主将は校舎の会議室でパソコンに向かい、くじを引いた。強豪同士の対戦が決まった瞬間、大島主将はわずかに笑みを浮かべた。 また、野球場脇の監督室で中継を見守った東哲平監督は、対戦相手が決まった後、コーチ2人とさっそく常総学院の過去の動画を見るなど研究を始めていた。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇つなぐ野球で関東準V 常総学院 1983年創立の私立校で野球部も同時に創部。2020年に死去した木内幸男元監督の指揮の下、01年春と03年夏の甲子園で優勝した。昨夏、同校OBで元プロ野球選手の島田直也監督が就任。最速140キロ超の秋本璃空、大川慈英の両右腕を軸にした守備と、単打や犠打でつなぐ野球で関東大会では準優勝。同大会で5割6分3厘の伊藤琢磨を始め打線も隙(すき)がない。OBには仁志敏久(元巨人ほか)、金子誠(元日本ハム)など。