井口局長から認定通知書を受ける川島社長（右）

　従業員の子育て支援に積極的な企業に対する厚生労働省の「くるみん認定制度」で、デンソー福島（福島県田村市）が「プラチナくるみん」企業に認定された。１８日、福島労働局から認定通知書の交付を受けた。 　デンソー福島は社内掲示や説明会などを通じて、育児休業制度に関する社員の意識向上を図っている。２０２２（令和４）年４月から今年３月末までの男性社員の育児休業取得率は７１％、育児休業または育児休業目的休暇の取得率は９４％に達した。不妊治療者向けの休暇制度を導入した。 　同社は２０２２年に「くるみん認定」を受けた。今回は認定企業の中でもより高い水準の取り組みを進めたとして、プラチナ認定を受けた。県内のプラチナ認定は８社目。 　福島市の福島労働局で行った交付式では、井口真嘉局長があいさつし、川島俊哉社長に通知書を手渡した。川島社長は「さらに制度を充実させていきたい」と話した。