【衆院選・東京7区】注目の激戦区“裏金”めぐり与野党が直接対決
日テレNEWS NNN
衆議院選挙の投開票日まであと5日。いわゆる裏金事件で処分を受けた候補者がいる選挙区では、各候補が討論会に集結。直接対決で火花を散らしました。
21日夜、都内で行われていたのは、東京7区ネット討論会です。4人の候補者が一堂に会し、白熱した議論を交わしていました。それもそのはず、この選挙区は、自民党のいわゆる“裏金議員”に加え、野党3党の候補者が入り乱れる屈指の激戦区なんです。 ◇ 自民党 丸川珠代氏 「ありがとうございます。頑張ります」 先週、都内の商店街にいたのは自民党の丸川珠代氏です。丸川氏は参議院議員に3回当選し、安倍政権では環境相などを歴任。今回衆議院へのくら替えを決断しましたが… 自民党 丸川珠代氏(今年2月) 「私の事務所には5年間で822万円の還付金がございました」 政治資金収支報告書への不記載額が822万円あり、自民党から戒告処分を受け、党から公認はされたものの、比例代表への重複立候補は認められませんでした。
自民党 丸川珠代氏 「私自身、本当に厳しい選挙を戦っております」 この日は、安倍元首相の昭恵夫人も丸川氏の応援に。 安倍昭恵氏 「本当に素晴らしい候補だと私は確信をしております」 応援を受け丸川氏は… 自民党 丸川珠代氏 「組織の中で、私自身がこの不透明な金の流れに早く気がついて、それを正すことができなかったこと、本当に申し訳なく思っております。なんとしても、この組織の論理に負けない、正しい道をいく者が正しい道を進める政治を私は改めてここから作り直していきたい。そういう思いで天におられる安倍先生に…」 「頑張れー!」 自民党 丸川珠代氏 「ありがとうございます。お誓いを申し上げて、この選挙戦に臨みました」 涙ながらに必勝を誓いました。
立憲民主党 松尾明弘氏(先週) 「自民党の政治、もう政権交代を私たちは目指しています」 立憲民主党から立候補しているのは、弁護士の松尾明弘氏です。 立憲民主党 松尾明弘氏 「午後も頑張るぞ」 選挙期間中、なるべく多くの有権者の目にふれるため、自転車で選挙区内をかけめぐり、声をかけてくれる人がいれば立ち止まって応じていました。 立憲民主党 松尾明弘氏 「ちゃんとこれから日本の経済をどうするのか、日本の社会保障の課題をどう解決するのかということをきちんと訴えていきたい。それも訴えてますけども、有権者の方はやっぱり裏金の話、『自民党の裏金何とかしてくれ』と言ってくるという、逆の意味でギャップがあるかなと思う」