VW、初のハイブリッドトラックコンセプト発表…CO2を年間25トン以上削減
メテオールハイブリッドは、空力性能を高めるためのデフレクターセットや、バッテリーパックを考慮したエクステンダー、車体下部全体のゴム製保護カバーなど、洗練された空力パッケージを特徴としている。ハブキャップも抵抗を減らす特殊設計となっている。
キャビン内では、カメラとモニターのシステムにより、死角をなくし2km以上の視界を確保。赤外線センサーにより夜間の視認性も向上させている。これにより、空気抵抗係数の低減にも貢献している。
初期テストでは、メテオールハイブリッドコンセプトが地形に応じて最大10%のディーゼル燃料消費量を削減できると推定されている。これはCO2排出量に直接反映され、年間25トン以上の削減が可能となる。さらに、HVO(水素化植物油)を使用した場合、削減率は90%を超え、年間230トンのCO2削減が見込まれている。
レスポンス 森脇稔