結局ステップアップなし!? 移籍噂も動きがない欧州日本人(4)21億円以上じゃないと移籍無理? 強豪も注目する超逸材
先週末、欧州リーグの2024/25シーズンが続々と幕を開けた。今夏の移籍市場で新天地へと移籍した選手たちがいる一方で、ステップアップの可能性が盛んに伝えられながら、いまだ移籍が決まっていない選手たちも存在する。今回は、移籍を噂されながら動きがない欧州日本人選手5人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:鈴木唯人(すずき・ゆいと) 生年月日:2001年10月25日 所属クラブ:ブレンビー(デンマーク) 24/25リーグ戦成績:5試合0得点1アシスト 一時はステップアップの可能性が盛んに報じられていた鈴木唯人だが、少なくとも今夏はブレンビーに残留することになりそうだ。 2023年夏に清水エスパルスからブレンビーに完全移籍した鈴木は、2023/24シーズンのリーグ戦で大活躍。26試合に出場して9得点8アシストをマークし、絶対的エースとしてチームをけん引した。 当然、デンマークで光り輝く鈴木を欧州強豪クラブが放っておくはずもなく、今年5月にデンマークメディア『Bold.dk』が報じたところによると、マンチェスター・シティやリバプール、トッテナム、レアル・ソシエダ、シュトゥットガルト、アヤックス、ナント、パルマら計12クラブが鈴木を視察するためにスカウトを派遣していたという。 だが、2024/25シーズンが開幕した後も、鈴木が新たなクラブと契約する兆しは見えてこない。今月2日には、デンマークメディア『BT』が鈴木の移籍金設定額について言及。クラブとしては、オファー額が1億デンマーククローネ(約21.6億円)以上でない限り、鈴木の売却について交渉の席にもつかない模様だ。今年7月、堂安律が所属するフライブルクからの移籍金5000万デンマーククローネ(約11億円)のオファーを拒否したことを踏まえると、ブレンビーと他クラブの金額感には相当な隔たりがある。 果たして、ブレンビーが納得せざるを得ないような大金を支払うクラブは現れるのだろうか。今後も鈴木の去就に注目だ。
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