スポーツ未経験から5年でNBA入り?ヌルキッチが自身のバスケキャリアを回想「クレイジーなスピードだよ」<DUNKSHOOT>
NBA選手の中には、バスケットボールを初めて数年でリーグ入りした逸材が存在する。現役ではたとえば2022-23シーズンMVPのジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)がそうで、15歳でバスケを始めたのち、わずか5年後の2014年ドラフトで1巡目3位指名を受け、20歳でNBA入りを果たした。 【動画】2019年 ヌルキッチが驚異の“5x5”達成! フェニックス・サンズのビッグマン、ユスフ・ヌルキッチもその1人のようだ。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の30歳のセンターは、マカオの現地メディア『Macao News』のインタビューに応じ、バスケットボールを始めた経緯とNBA入りまでの道のりについて回想した。 「おかしな話さ。2009年までバスケットボールの練習やあらゆるスポーツをしていなかったんだよ。ある日、村の人が家に来て、僕がバスケットボール選手になれると言い出した。でも当時、僕はバスケットボールについて何も知らなかったんだ。 けれどやってみることにした。バスケットボールの練習に通い、ルールや走り方、ジャンプの仕方など、いろんな動きを学び始めた。そして初めてバスケットボールを手にしてから5年後、僕はNBAにいたんだ。 クレイジーなスピードの物語だよ。スポーツをしたことがないところからNBAに行くなんて、珍しい話さ。でも、それが事実なんだ」 ボスニア・ヘルツェゴビナの農場で暮らしていたヌルキッチは、ある日スポーツエージェントに連れられスロベニアへ渡り、14歳でバスケットボールキャリアをスタート。その5年後、エンビードと同じ2014年ドラフトの1巡目16位指名でNBA入りを果たすと、これまでデンバー・ナゲッツやポートランド・トレイルブレイザーズ、サンズでプレーし、キャリアで3度の平均ダブルダブルを記録するなど、リーグ有数のセンターに成長した。 エンビードやヌルキッチの例を考えると、世界中にはまだバスケットボールを始めておらず、それでいてNBAに入れるだけの可能性を秘めた、ダイヤの原石が何人も眠っているのかもしれない。 構成●ダンクシュート編集部
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