今冬は長い年末年始休み「家族平和に新年を迎えるには…」 「仲良し家族」が守る“たった1つの決まりごと”
③「目標」は高いけれど「関係性」がよくない組織 … 「葛藤と混乱」 目標を高くすると、葛藤=ぶつかり合いや混乱が生まれます。野球で言えば、それまで「勝たなくていいよ」と目標を下げていたチームに、「やっぱり試合に勝ちたい」「全国大会に出場したい」というような高い目標を掲げると、何が起こるでしょうか。 ・練習の頻度を変えなければいけない ・言いたくないダメ出しをしないといけない ・エラーをしてもへらへらと見過ごせない
・食習慣から見直さなければいけない ・ピッチャーをやりたがっている人を、忖度で使っていたけど、レギュラーから外したり、試合に出させないという決断が必要 ・他所から優秀な選手をひっぱらなければいけない というように、目標を変えると様々な課題が生まれます。すると、「そこまでやるつもりはなかった」とか「ついていけない」といったメンバーが必ず生まれます。この状態を組織用語で「葛藤と混乱」と言います。 ④「目標」も「関係性」も高い組織 … 「強いチーム」
強いチームとは、共通の目標を持ちながら、かつ関係性が良い状態です。 目標を掲げると、人間関係の問題が気にならなくなる この4つは大きく2つに分けると、目標の低いグループ=「烏合の衆」と「仲良しクラブ」、目標の高いグループ「葛藤と混乱」と「強いチーム」に分けられます。 目標の低いグループ(烏合の衆・仲良しクラブ)にいる場合、強いチームにすることはできません。まずは目標の高いグループにする必要があります。目標の高いグループの特徴は、コミュニケーションが「目標ベース」にであることです。一方、目標の低いグループのコミュニケーションは「関係性ベース」です。
目標ベースのコミュニケーションとは、 ・どうすれば売上が伸びるか ・どうすればお客様にもっと喜んでもらえるか ・どうすればもっといい組織になるか といった、目標達成に向かうコミュニケーションです。 対して、関係性ベースのコミュニケーションとは、例えば以下のようなものです。 ・AさんとBさんが仲が悪い ・Cさんが辞めそうだ ・Dさんの言い方が気に食わない ・Eさんとは相性が悪い お仕事で、人間関係で悩む人は本当に多いのですが、例えば、飲食店の店長に「いま、何で悩んでいますか?」と質問したときに、もしも関係性に関わるテーマしか出てこなければ、目標が低いグループ(烏合の衆・仲良しクラブ)の中にいると言えます。