今冬は長い年末年始休み「家族平和に新年を迎えるには…」 「仲良し家族」が守る“たった1つの決まりごと”
この違いを生むものは何でしょうか? どうしてこんなにも違う結果になってしまうのでしょうか? これが、私がビジネスの世界で、皆さんにチームづくりに取り組むことを勧める理由です。 仲良しクラブで満足してはいけない 私は、強いチームの定義を2つの軸でお伝えしています。1つは「仲間同士の関係性」、もう1つは「目標の高さ」です。この2つの軸で、チームを見る必要があります。 チームづくりというと、チーム内の人間関係だけが良ければいいと思う人がいますが、それではうまくいきません。仲良しクラブが出来上がるだけです。強いチーム、勝てるチームにしようと思えば、「目標の高さ」の軸がとても重要なのです。チームの種類を、先に挙げた2つの軸によって4つに分類してみましょう。
①「関係性」も「目標」も低い組織 … 「烏合の衆」 ②「関係性」はいいけれど「目標」は低い組織 … 「仲良しクラブ」 ③「目標」は高いけれど「関係性」がよくない組織 … 「葛藤と混乱」 ④「目標」も「関係性」も高い組織 … 「強いチーム」 この4つの分類を、まず頭に叩き込んでください。仕事において、あなたの組織は上の4つのいずれのチームになっていますか? そしてあなたの家族はどうですか? ひとまずそれぞれについて解説します。
①「関係性」も「目標」も低い組織 … 「烏合の衆」 烏合の衆とは、カラスがあちこちを向いてバラバラでまとまりのない様子を表します。野球チームでいえば、誰も勝とうとしないし、やりたいこともバラバラでまとまらない状態です。 ②「関係性」はいいけれど「目標」は低い組織 … 「仲良しクラブ」 関係性だけがいい状態を「仲良しクラブ」と呼びます。目標を下げて関係性を良くするのはカンタンな道です。「試合に勝たなくていいよ」「営業の目標は達成しなくていいよ」と目標を下げるので、様々な妥協が生まれます。飲み会に行っても、仲良く会話はできるのですが、目標の話は出てこないのが特徴です。