東京女子プロレス“真昼の決戦” 2冠女王を狙う荒井優希、鈴芽&遠藤有栖「絶対防衛します!」
98年組の夏。新世代の夏
「荒井ちゃんが参戦してから、まだプロレスを知らない人たちにも知ってもらえることが増えました。とても嬉しいことだし尊敬しています! そんな初めて見る方にも東京女子プロレスを好きになってもらえるアツイ試合がしたい。この4人ならできると思っています!その上で防衛したい。秋に有栖の地元で試合があるんですよ(9月14日、福島・会津若松市鶴ヶ城体育館)。有栖は凱旋興行にベルトを持って帰りたいってベルトを獲る前からずっと話していて。それも叶えるために絶対防衛します!」(鈴芽) とはいえ、けっしてチャンピオンチームが有利とはいえない。そもそも、今回のタイトル戦が実現するきっかけとなったのは、6・23浜松での6人タッグマッチで宮本もかが遠藤有栖に勝ったこと。つまり直近の戦績ではチャンピオンの分が悪い。 そして半年間、インターナショナル・プリンセス王者として防衛を重ねてきた荒井優希が、久々にチャレンジャーの立場に回ることで、これまでにない勢いと破壊力を発揮する可能性も大いにある。ちなみに荒井優希はこの翌日にSKE48の札幌でのライブに出演する、というなかなかな弾丸スケジュール。札幌のファンに「昨日、プロレスのリングで2冠女王になりました!」と報告できたら、かなりエモいことになる。 やっぱりタイトルマッチはこれぐらい勝負が予測できないほうがおもしろい。98年組の夏。新世代の夏。東京女子プロレスのリングは真昼間から熱帯夜クラスの激アツ空間となる。
小島 和宏