広瀬すず主演で『クジャクのダンス、誰が見た?』実写ドラマ化 共演に松山ケンイチ
広瀬すずが主演を務める連続ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』が、2025年1月よりTBS系金曜ドラマ枠で放送されることが決定した。 【写真】広瀬すずと松山ケンイチが共演シーンはないものの出演していた映画『怒り』 本作は、「このマンガがすごい!2024」にもランクインした浅見理都の同名漫画を実写化するヒューマンクライムサスペンス。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫っていく。 原作者の浅見にとって、『イチケイのカラス』以来2作目の漫画連載にして2作目のドラマ化作品となる。脚本は、TBS日曜劇場『半沢直樹』(2020年)やNetflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』(2023年)などの金沢知樹が手がける。 タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」はインド哲学の一節。本作においては“たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない”という意味を持つ、物語に通底する重要な言葉である。この言葉が劇中どのような場面で登場し、どのような役割を果たしていくのか。 主演を務める広瀬は、TBSドラマでの主演は2023年の火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』以来約2年ぶり2度目。本作のような本格サスペンスドラマで主演を務めるのは、俳優キャリア12年目にして初となる。広瀬が演じる主人公・山下心麦は、早くに母を亡くして以来、元警察官の父と2人きりで慎ましく生きてきた大学生。どんな時も自分を信じてくれた心優しい父と、2人で屋台のラーメンを食べることにささやかな幸せを感じている純真な性格の持ち主。そんな心麦に訪れた父との突然の別れ。犯人として早々に逮捕された人物は、父が22年前に一家惨殺事件の犯人として逮捕した人物の一人息子だった。しかし、父が心麦に最後に遺した手紙に記されていたのは、犯人に関する予想だにしないある言葉で……。愛する父はなぜ殺されてしまったのか。徐々に明かされていく知らない事実に苦悩しながら、それでもなお、父を信じて突き進んでいく心麦は、最後にどんな真実にたどり着くのか。 主人公・心麦とバディを組み、事件の真相を追う弁護士・松風義輝役には松山ケンイチが決定。松山のTBSドラマへの出演は、2023年の金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』以来となる。「真っ当」に生きることを心がけ、刑事事件の弁護人として日々真摯に事件と向き合っている松風。理屈っぽく余計なひと言が多いくせ者だが、見て見ぬ振りができない世話焼きな一面もある。そんな松風のもとへ「遺された手紙に松風の名前があった」という理由で突然依頼にやってくる心麦。松風は、面識も接点もない心麦の父がなぜ自分の名前を手紙に残したのかと不審に思いながらも、一途に父を信じる心麦を見て、協力することを決意する。 コメント ●広瀬すず(山下心麦役) 私が演じる主人公の心麦ちゃんは、ほっこりとした温かさのある女の子ですが、その一方で孤独な面もあり、味方になってあげたくなる子でした。彼女の強い意志と、希望、そして迷いを丁寧に大切に演じられたらなと思います。原作も楽しく読ませていただきました。ストーリーはまだ完結していないですし、台本を読んでいても、犯人誰? と、気になるばかりです。早く次の台本をください! という感じです。知るまで撮影現場ではきっと、共演の方々を観察し、疑い深い目で見てしまうかもしれません(笑)。また、タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」、その言葉の意味の奥底を突きながら、演じるゾクゾク感を楽しみたいし、視聴者の皆様も楽しんで頂けたらと思います。今回の登場人物は男性のキャストさんが多く、その中にポツンと大学生の女の子がいるという、それも凄く面白い絵図で、強く、逞しく心麦ちゃんとして生きようと思います。 ●松山ケンイチ(松風義輝役) 僕の演じる弁護士の松風は、独特のこだわりがあったり、人と関わるのが得意なわけではなかったりと、色々な面があります。それが、広瀬すずさん演じる主人公や、これから発表されるほかの登場人物との接し方で、自分でも想像できないような表情が出てくるキャラクターだと思っています。松風というキャラクターをどう演じ分け、どういった表情を出していこうかと考えています。 広瀬さんとは本格的な共演は初めてで、一緒にどういうふうに会話のキャッチボールを変化させていけるのか、すごく楽しみです。 原作や台本を読むと、毎話様々な発見や驚きがあります。登場人物にはそれぞれに抱えているものがあります。事件への関連の有無を含め、犯人が誰なのか最初からずっと気になってしまいます。ストーリーがどんどん繋がっていく展開なので、視聴者のみなさんにはぜひ最初から最後まで楽しんでいただきたいです。 ●浅見理都(原作者) この漫画は担当編集をはじめ、色々な方の力をお借りしながらここまでくることができました。 ドラマの制作のプロの方たちが関わってくださることで、さらに面白い作品になると信じています。 心麦や松風が3次元の世界でどう物語を紡いでくれるのか、私も皆さんと一緒に観客の一人として楽しんで見守っていきたいと思います。 ●中島啓介(プロデュース) 「誰が、父親を殺したのか?」 このドラマは、父親を殺されてしまった娘とその仲間が、真実を辿るサスペンスであり ヒューマンドラマであり、「最愛の家族」についての物語です。 家族でさえも覗くことができない、人の心の奥に宿るものは、果たして希望なのか災厄なのか。 信じる気持ち一つを握り締め、逆境に立ち向かう主人公の逞しい姿に、 思わず胸が熱くなり、思わず胸が締めつけられるようなこの物語を、 是非最後まで、見守り、お楽しみいただけたらと思います。 キャスト・スタッフ一同、一生懸命頑張ります。宜しくお願いします。
リアルサウンド編集部