米韓両政府は１０日、「核協議グループ」（ＮＣＧ）の第３回会合をソウルで開き、北朝鮮との衝突に備えた核対応を巡る連携について話し合う。資料写真、２０１６年8月、提供： U.S. Army（２０２４年　ロイター）

[ソウル １０日 ロイター] - 米韓両政府は１０日、「核協議グループ」（ＮＣＧ）の第３回会合をソウルで開いた。北朝鮮との衝突に備えた核対応を巡る連携に関するガイドライン（指針）を検討した。 昨年の米韓首脳会談で、米側は北朝鮮との衝突を想定した核運用計画について韓国と情報共有を深めることで合意した。 昨年１２月の第２回会合で米韓は、北朝鮮が米国やその同盟国に核攻撃を行えば「迅速、圧倒的かつ断固とした対応」を取ると警告した。 今回の会合はそのフォローアップを目的としている。共同声明は指針について、「信頼でき効果的な」核抑止政策と態勢を維持し強化するための原則と手順の大枠を示すものとしている。 共同議長を務めた米国のナラング次官補代理（宇宙政策）は会見で「指針は、北朝鮮の核危機における協議の原則と手順、および作戦概念と演習に関する情報を含む」と述べた。 韓国のCho Chang-rae国防副大臣は、今夏の定例演習では、北朝鮮の核兵器使用を想定した模擬机上演習を行うと述べた。 次回会合は１２月下旬にワシントンで開催する。